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日本ではイマイチだった全米NO.1バンド、クリード
前回のニッケルバックの時にクリードの名前をチラッと出したので、じゃあ、今回はそのクリードのアルバムを紹介してしまおうと思ったわけで。
という事で、クリードの1999年の2枚目のアルバム「HUMAN CLAY」です。
しかし、アメリカのバンドを取り上げるのっていつ以来やろ?

●CREED / HUMAN CLAY
●クリード / ヒューマン・クレイ


日本ではイマイチだった全米NO.1バンド、クリード_b0054129_2253298.jpg
Tracks
 1.Are You Ready?
 2.What If
 3.Beautiful
 4.Say I
 5.Wrong Way
 6.Faceless Man
 7.Never Die
 8.With Arms Wide Open
 9.Higher
10.Wash Away Those Years
                      11.Inside Us All


ニッケルバックの事を最近のアメリカでは珍しくチャートの上位に顔を出すロック・バンドというような感じに前回では書いたけども、このクリードはさらに珍しく、上位どころかトップに君臨したバンドだったりします。
ヒップ・ホップとかが全盛のアメリカでこういうロック・バンドが短期間とはいえ、トップに立つというのは、もう珍しいというより奇跡のような感じかも。

それぐらい良く売れたバンドでした。

なんと言っても97年のデビューから04年の解散までに3枚のオリジナル・アルバムと、解散後に出したベスト盤1枚の、計4枚のアルバムを出してますけど、この4枚で全世界
4000万枚以上もの売り上げを誇ってます。
これはなかなか凄いんじゃあないでしょうか。
特に2枚目の「HUMAN CLAY」はめちゃくちゃ売れて、アメリカだけで1100万枚、全世界で2000万枚という売れっぷり。
凄すぎます!

でも、そんだけ売れたクリードですけど、これがなぜかイマイチ日本では人気がありませんでしたよ…。
何でやろうね?
パール・ジャムのパクリなんて言われ方もしてたけど、そのへんも影響あったんやろか?
確かにサウンド的にも似てるかも知れんし、スコット・スタップのヴォーカルもエディ・ヴェダーのような野太くてこもった感じの声ではあるけどね。
何にしろ日本人の肌には合わんかったんかな。

まあ、とにかく日本ではイマイチやったけども、アメリカでの人気は絶大で、そのきっかけとなったのがこの「HUMAN CLAY」というアルバムでしょう。
もちろんデビューからそれなりの評判はあったけど、やっぱりこのアルバムで本格的に人気が出たってところでございますよ。

さっきも書いたようにアメリカだけで1100万枚も売れた「HUMAN CLAY」は、アルバム・チャートでも見事に初登場で1位になってます。
で、1100万枚も売れたぐらいなんで、そのまま1位に居座り続けたんかなーと思うけども、意外と短くて2週だけの1位でした。
というのも、運の悪いことにサンタナの「SUPERNATURAL」がジワジワとチャートを上げてきてて、結局、「HUMAN CLAY」を追い抜いてから12週も1位に居座り続けたからだったりします。
いくらグランジ・オルタナティヴ系のロック・バンドの中でも屈指の成功を収めたクリードといえど、サンタナの「SUPERNATURAL」が相手というのはちょっと分が悪いかな。

でも、1位は2週だけやったけども、トップ10内には31週も顔を出してたので、やっぱり凄いアルバムには違いないし、だから1100万枚も売れたんでしょうね。
とにかく凄いロング・セールでした。

ちなみにサンタナの「SUPERNATURAL」はトップ10内に44週も居たけど…。

まあ、そんな感じで「HUMAN CLAY」は凄いロング・セールを記録しただけあって、中身の方もかなり良い感じになっております。
極端に言うと全曲シングルに出来るぐらいの完成度だと思ってますよ。
オープニングの「Are You Ready?」から力強くて、それでいながら耳に馴染みやすい曲が続く感じであります。
なので、どの曲も5分ぐらいですけど、結構、聴きやすいと思いますね。
あとはスコット・スタップの特徴ある声が好きになれるかどうかってところでしょう。
サウンド的には申し分ないので、この声さえ気に入れば間違いなくクリードはロック好きにならハマると思いますよ。

という事で、クリードは何かガチムチな感じで敬遠してたというロック好きな人には特に聴いてバンドだったりします。

なかでもやっぱり「With Arms Wide Open」「Higher」の2曲はロック好きなら必聴ともいえる曲ですよ。
「With Arms Wide Open」はシングル・チャートでも1位になった、スローな中にも力強さのある曲やし、「Higher」は一回聴いただけで口ずさめるような覚えやすいサビで、分かりやすいロックになってます。
この2曲は良い曲ばっかりが詰まってるアルバムの中でも、特に良い感じの曲です。

ちなみに一般的には多分、「Higher」の方に人気があるかと思うけど、、オイラは「With Arms Wide Open」を聴いてクリードにハマりました。
壮大な感じがかなりツボに入ったね。
もちろん「Higher」も大好きですけど。
あのサビに入る前のヘヴィーなビートが大好きですよ。
シングル・チャートで歴代8位となる57週もエントリーされた「Higher」ですけど、そのへんのヘヴィーな中にも分かりやすいってところが、そんな記録を打ち出させた要因があるのかも?

とにかくこの2曲を筆頭に凄い良いアルバムでありますよ。
正直、こんなアルバムを作ってしまったら次はどうなんのやろ?って余計な心配をしてしまうぐらいの完成度ですが、実は次のアルバム「WEATHERED」も相当良かったりします。

機会があれば2枚とも聴いてしまいましょう。

って事で「With Arms Wide Open」です。
曲は大好きやけど、ビデオの中で隕石が落ちてくるシーンにいつも笑ってしまいます。
あんだけ勢い良く落ちてきてるのに、爆発がショボすぎるやろ?
by sy_rock1009 | 2008-05-17 23:18 | 洋楽アルバム・90's
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