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ファンク・メタル!
●ヌーノ・ベッテンコート(Nuno Bettencourt)
●1966年9月20日生まれ ポルトガル出身


ファンク・メタル!_b0054129_2218044.jpg1966年9月20日、ポルトガルのアゾレス諸島という、それってどこやねん?というような場所で
10人兄弟の末っ子として生まれる。
4歳の時に家族とともにボストン近郊のハドソンへ移住し、ハイスクール時代からバンド・キャリアをスタート。
89年にヴォーカルのゲイリー・シェローンと結成したバンド、エクストリームでデビューを果たす。
デビュー・アルバム「EXTREME」でのヌーノの
ファンキーで新鮮なギター・スタイルは、その後に”ファンク・メタル”とも呼ばれるエクストリームだが、次のアルバム「PORNOGRAFFITTI」では”ファンク・メタル”という要素だけでなく、すべてに成長したバンドになる。
中でも全米1位に輝いたアコースティック・バラードの傑作「More Than Words」で、ハードなだけではない事を示し、一気にブレイクするのだ。
そういう私も「More Than Words」でエクストリームに入った一人である。

ヌーノのギターというと、とにかくセンスが良い。
もちろんテクニックも凄く、タッピング、ストリング・ピッキング、スウィープ・ピッキングといったロック・ギター最高峰のテクニックも持ち合わせている。
しかしヌーノの特筆すべきところは、それらのテクニックを抜群のタイミングで繰り出す
クールなギター・センス。
これが最高なんですわ。
メイン・ギターであるワッシュバーンN4から奏でられるハイ・ゲインのディストーション・サウンドによるファンキーなバッキングは、マジでカッコ良かった。
同時期、MR.BIGのポール・ギルバートと凄腕ギタリストとして人気を二分していたが、私はヌーノの方が思い入れが強く大好きである。
いや、ポールも好きやけどね。
エクストリーム解散後はファンク要素だけでなく、幅広い音楽センスで活動するようになるが、去年にエクストリームが再結成して再びあの”ファンク・メタル”を聴くと、やっぱり
ヌーノはエクストリームが一番やなーと思う。
それにゲイリー・シェローンの声がヌーノのギターと良く合うんだ。
あのギターと声があって、はじめて”ファンク・メタル”と呼べるものになると思う。

ちなみにヌーノのヒーローはエディ・ヴァン・ヘイレン。
とにかくエディのプレイに衝撃を受けたらしい。
また本人はあまり速弾きは好きでないようだ。
まあ、速く弾こうと思えば弾けるし、そのままでも十分速いけど。
「More Than Words」が売れてしまったが為にヌーノのギター・イメージがちょっと変わった感もあるが、やっぱりヌーノはエレキでノリの良いフレーズを弾いてる姿が似合う。

またエクストリームとしてアルバム出してくれへんかなー。
by sy_rock1009 | 2005-08-30 22:21 | ギタリスト列伝
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