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オリンピックもとっくに終わってるので今さら何の関係もないけども、まあ、とりあえずカナダで開催してたって事で、今回はカナダのバンドのアルバムでも。
という事で、久しぶりのアルバム紹介はカナダのメロディアス系ハード・ロック・バンドであります、ハーレム・スキャーレムの93年の2nd「MOOD SWINGS」です。 ●HAREM SCAREM / MOOD SWINGS ●ハーレム・スキャーレム / ムード・スウィングス 2.No Justice 3.Stranger Than Love 4.Change Comes Around 5.Jealousy 6.Sentimental BlVD. 7.Mandy 8.Empty Promises 9.If There Was A Time 10.Just Like I Planned 11.Had Enough ハーレム・スキャーレムはハリー・ヘス(vo)、ダレン・スミス(dr,vo)、マイク・ジオネット(b,Vo)、ピート・レスペランス(g,Vo)という4人組のバンドでございます。 結成は88年で、デビュー・アルバムを発表したのが91年。 そのデビュー盤はキャッチーで非常にわかりやすい、そして何よりもメンバーのテクニックの凄さもあって、本国カナダでもなかなかの評判だったんですよね。 しかし、91年というとあのニルヴァーナが「NEVERMIND」を発表した年。 いくらハーレム・スキャーレムが楽曲・演奏・コーラスを含めたヴォーカル面と秀でたものを持ってても、グランジを含めたオルタナティヴ全盛に入って行こうかという時代では、はっきり言って時代に逆らいまくってると言わざるを得ない。 そう、この時代にとっては全くもって古臭いハード・ロックだったんです。 で、よりそういった時代の流れが強くなっていった93年に今回の本題であります、彼らの2枚目のアルバム「MOOD SWINGS」が発表されました。 また、よりによってニルヴァーナが「IN UTERO」を発表した年でもあるけど、しかし、このアルバムこそハーレム・スキャーレムの代表作であり、死に絶えたこの時代のメロディアス系ハード・ロックが生き残る希望の光とも言えるアルバムだと私は思ってます。 まあ、ちょっと大げさではあるけど、それでもやっぱりこのアルバムの完成度はタダもんじゃないと思いますよ。 キャッチーでわかりやすい楽曲の路線はそのままに、さらに今回はヘヴィーな要素も目立ち、曲によっていろんな表情が見えるようなアルバムになってますよ。 もちろん分厚いコーラスも相変わらずだし、曲によっての緩急も非常にメリハリの効いたものになっているので、最初から最後まで一切の無駄がないアルバムになってる。 まさに捨て曲なし。 「Saviors Never Cry」から「No Justice」というオープニングの流れだけでも、このアルバムが全体を通して”聴けるアルバム”だという事が分かりますよ。 なので機会があったら是非とも聴いてみて欲しいですな。 ちなみに日本ではこのアルバムがデビュー・アルバムだったんですけど、日本ではこれで一気に人気バンドになり、MR. BIGほどまでとは行かないまでも、それに近いぐらいの地位にまで行ったように思う。 というか、これ以降は本国カナダを含めたどの海外の国よりも日本の人気が上回ってるんですけどね。 しかし、そんな人気もバンド名をラバーに変更したり、かと思えばまたハーレム・スキャーレムに戻したり、さらにサウンドもメロディアス・ハードとは言えない軽いものになったりで、人気が下降していったのはチト悲しい感じではある。 でも良いバンドであるのは間違いないと思うよ。 って事で、一応動画でもペタッと貼っておきます。 「Saviors Never Cry」と「No Justice」。
by sy_rock1009
| 2010-03-09 23:56
| 洋楽アルバム・90's
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