カテゴリ:洋楽アルバム・70's( 93 )
これこそがロックンロール!
ご無沙汰しておりました。
久しぶりにアルバム紹介でも…と思い、「いつ以来なんやろう?」と過去の記事を見てみたら、なんと1年2ヶ月も放置していたようで…。
随分と放置してしまって申し訳ないです。
とまあ、とにかく久しぶりになってしまいましたが、いきなりマニアックなのもどうかと思うので、今回は王道とも言えるロック・アルバムを。
って事で、ザ・フーの71年のアルバム「WHO'S NEXT」です。

●THE WHO / WHO'S NEXT
●ザ・フー / フーズ・ネクスト


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Tracks
1.Baba O'Riley
2.Bargain
3.Love Ain't For Keeping
4.My Wife
5.The Song Is Over
6.Getting In Tune
7.Going Mobile
8.Behind Blue Eyes
9.Won't Get Fooled Again



フーの人気を決定づけた超名盤、ロック・オペラ「TOMMY」(69年発表)に匹敵するほどの完成度を誇るこのアルバムは、間違いなく「TOMMY」に並ぶ彼らの代表作であると同時に、70年代の全てのロック・アルバムの中でも屈指の作品であると言えるでしょう。

まあ、そんな事はいまさら言わなくてもロック・ファンなら誰もが知ってる事だと思ってるけども、とにかく、それぐらいこのアルバムは完全無欠のロック・アルバムなんですよね。

では、なぜこのアルバムが特別なのか?
どれだけ今までのフーと違っているのかと言うと…。

まず、何と言ってもシンセサイザーの導入により、70年代のフーが今までのモッズ・ヒーローとして示していたものとは一味違うサウンドの方向性というものを示した事が大きいでしょう。
しかも単に音を添えるだけじゃなく、シンセをループ音として使うなど、かなり大胆に使用していて、サウンドに幅が出ているのがこのアルバムの特徴だと思います。
さらにメンバーの演奏技術も向上していて、より大きい音の広がりがこのアルバムで体感出来る。
中でもキース・ムーンのドラムは間違いなく、これまでとは違う程の多様性を見せてます。
それらのサウンドの広がりがピート・タウンゼントの芸術家気質と上手く絡み合って、ちょっとしたインテリっぽさが現れたロック・サウンドになっているんですよね。

あと、忘れてはならないのが何と言ってもヴォーカルのロジャー・ダルトリーで、格段に表現力を増したヴォーカルを見せております。

これらサウンドの広がり、演奏技術やヴォーカルの向上、ピートの持つ芸術性が上手く一つの方向に向かったおかげでこれほどのアルバムになったと思う。

前半は”静”で後半は”動”となるバラード「Behind Blue Eyes」から、8分以上もあるこのアルバムのラスト・ナンバーであり、ライヴでもハイライトに演奏する「Won't Get Fooled Again」という流れだけ見ても、そういった点が垣間見れるんじゃないでしょうか。

まだ聴いた事ないよ!という人や、ついステージでの暴れまわって(特にピートとキース)単に騒がしいだけのバンドという印象でそれほど知らんよ!という人はぜひとも聴いて欲しいもんである。

という事で私も大好きで、とにかく聴けば元気の出る「Won't Get Fooled Again」でも貼っておきます。
この爆音サウンドに常にテンションが高いタミフル・ピート、それに7分半を過ぎた所から始まるキースのドラム連打→ロジャーのシャウト→ピートの両膝スライディング→ジョンの
轟音ベース。
もうカッコよすぎるやろ!

これこそロックですよ!

ただ、この3ヵ月後にキースが亡くなってしまったのは残念としか言いようがない…。

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by sy_rock1009 | 2011-06-09 23:30 | 洋楽アルバム・70's
フラッシュ「FLASH」
音楽的な意見の違いからイエスを脱退したギタリストのピーター・バンクスが、ソロを1枚発表した後、新たにバンドを結成しました。
それがこのフラッシュというバンドでございます。
って事で今回はフラッシュが72年に発表したデビュー・アルバム「FLASH」なのだ。

●FLASH / FLASH
●フラッシュ / フラッシュ


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Tracks
1.Small Beginnings
2.Morning Haze
3.Children Of The Universe
4.Dreams Of Heaven
5.The Time It Takes







最初の書き出しのまま話をさっさと進めてしまうと、間違いなくピーター・バンクス自らがリーダーとなってこのフラッシュを結成したように思われるのでちょっと言い直しますが、実はピーター・バンクスはスカウトされてバンドに加入した身であったりします。

どうしても元イエスという肩書きがあるのでピーター・バンクスの名前がまず出てしまいますが、実際には…

「ヤッベ!バンド作りたいのにギタリストいねーよ!ヤッベ!」
「じゃあ、ピーター・バンクスあたりでも入れる?」

「ああ、それ良いかも?元イエスの肩書きがありゃ、新バンドの良い宣伝になりそうだしな!」

「よし、そうと決まれば早速呼んでこようゼ!!」

ってな感じのやり取りがあったかどうかまでは分からんが、とにかくピーター・バンクスは最後に加入した次第であります。

ではそのピーター・バンクスを呼び寄せたメンバーはというとレイ・ベネット(b)、コリン・カーター(vo)、マイク・ハウ(ds)という3人で、どうやらレイ・ベネットが中心となってバンド結成に向かっていったようです。
なのでレイ・ベネットがリーダーと言えるかも知れませんね。
まあ、とにかくそんな流れでピーター・バンクスも加入し、フラッシュというバンドはスタートしていく訳ですよ。

ちなみにギタリストをスカウトする際の候補の一人としてクラプトンの名前もあったらしいが、それは幾らなんでも無茶やろ?

まあ、とにかくそんな感じでスタートしたフラッシュのデビュー盤がこの「FLASH」である。
ジャケットはヒプノシスらしさ全開とも言える有名な物なので見たことある人も多いと思うけど、バンド名の”FLASH”には”チラリと見せる”という意味もあるようなので、意外とそのまんまなジャケットだったりしますな。
続く2ndも女性の胸を髪で隠すという同じような路線で有名なジャケットですね。

ではアルバムの中身の方はと言うと、ゲストとしてこちらもイエスを追い出されたトニー・ケイがこのデビュー盤のみに参加している。
なのでサウンド的には初期イエスの延長線上と言えなくもない。
しかし、ギターを中心としたハード・ロックっぽいプログレは、イエスとはちょっと違うんだぞという所を見せているのがこのバンドの特徴かな。
ただ聴く方からすると演奏技術ではどうしてもイエスには劣るし、構成も粗いしで、イエスの劣化バージョンという印象が強く残ってしまうのはちょっと悲しい感じかな。
それでも1,3,4と10分前後の長尺曲3つを中心に、全体的には突っ走りながらも、そこらで見せる緊張と緩和というものがなかなかに面白いですよ。

確かにピーター・バンクスとトニー・ケイを、イエスの後任で入ったスティーヴ・ハウとリック・ウェイクマンと比べたらどうしても見劣りがするけど、それでも逆に未消化なところが魅力になっていると言えなくもないんですよね。

なので個人的には結構好きなアルバムだったりします。
特にお薦めしたいと強くは言えないが、プログレ好きなら一度は聴いてみても良いアルバムだと思いますよ。

という事で「Small Beginnings」でも貼っておきます。

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by sy_rock1009 | 2010-03-27 22:53 | 洋楽アルバム・70's
いとしのレイラ
基本的にエリック・クラプトンが大好きな私。
ギタリストとしては当然ながら、ヴォーカリストとしても好きなわけですが、そんなクラプトンのヴォーカルってものを最初に意識して聴いたアルバムが今回のアルバムだったような気がします。
という事で、70年に出した名盤中の名盤でデレク・アンド・ドミノスが出した唯一のオリジナル・アルバム「LAYLA and other assorted love songs」です。

●DEREK AND THE DOMINOS / LAYLA and other assorted love songs
●デレク・アンド・ドミノス / いとしのレイラ


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Tracks 1
1.I Looked Away
2.Bell Bottom Blues
3.Keep On Growing
4.Nobody Knows You (When You're Down And Out)
5.I Am Yours
6.Anyday
7.Key To The Highway

Tracks 2
1.Tell The Truth
                       2.Why Does Love Got To Be So Sad
                       3.Have You Ever Loved A Woman?
                       4.Little Wing
                       5.It's Too Late
                       6.Layla
                       7.Thorn Tree In The Garden


いや~、もうドラクエ9をやりまくってたせいで、すっかり更新が遅くなってしまいましたわ。
毎日毎日チェックしに来てくれてた人、ごめんなさい。

と言いながら、まだドラクエ9をやってたりするけど…。

まあ、とりあえずこれからボチボチまた何かしら書いて行こうと思うのでよろしく!

ってな感じに今回は久しぶりの更新なんで、リハビリ程度にサラッと簡単に書いて終わろうかと思い、それにはやっぱり超がつくほどの名盤が良いんじゃなかろうかと考えた結果、私の大好きなアルバムであるドミノスにしましたよ。
まあ、雑誌とかでも名盤紹介ってな感じの特集があれば良く載ってるし、色んなブログでも取り上げられてると思うので、いまさらウチで語りまくる事もないから、必然的にサラッとなってしまうんやろうけどね。

という事で、とにかくこのアルバムは大好きで昔から良く聴いてるんですが、何でそこまで好きなんやろう?と自分で考えた結果、色んな意味でのごちゃ混ぜ具合がかなり良い味を出してるように思うからでしょうかね。
それも全てが安定して綺麗に混ざり合ってるってものじゃなく、それとは逆の不安定さがなぜか妙にグッとくるという不思議な雰囲気が全体から感じられるんですが、そのあたりが私的にこのアルバムの好きな理由だったりします。

まあ、このアルバムに対してそう感じてるのはオイラだけかも知れませんけどね。

でもね、やっぱり不安定やと思うんだな。
クラプトンのアメリカ南部の音楽に影響を受けた、いわゆる”レイド・バック”と呼ばれるゆったりしたリズムも、やり始めの為かまだ物にしてない感じがあるし、曲そのものでもハードとスロー、オリジナルとカバーのバランスが絶妙ってわけじゃないように思う。
おまけにギターの神様なんて呼ばれるクラプトンがサイドに回るなんて、いくらデュアン・オールマンという天才がいるからといって…という感じに思えたりもするんだな。

挙句に「Layla」なんていう強烈の横恋慕ソングを作ってしまうぐらいなんで、とにかくこの時期のクラプトンは気持ち的にも音楽的にも揺れ動いてたからの不安定さがそのままアルバムに出てたりする。

とは言っても、完全にキッチリまとまったものだけが良いとは限らず、危うい橋を渡るような不安定さが逆にカッコイイってものがあるのもロックにはあると思うんだな。

そう、このアルバムがまさにそれ!

やっぱりね、オイラはこの時期の脆さを持ったクラプトンが好きなんですわ。
あやふやな言い方やけども、ロックっぽいんですよね。
音楽だけでなく全てが。

それに何だかんだ音楽的に言ってもクラプトンとデュアン・オールマンの共演は、ロックの歴史の1ページの中に燦然と輝く出来事の一つやと思うし、純粋にカッコイイよ。
特にデュアンのスライドはホンマにカッコイイ。
全曲に参加してる訳ではないけど、このデュアンのギターはまさに必聴ですね。

という事で、色々と揺れ動いてる時期のクラプトンのカッコ良さが一番良い感じに音楽として現れてるこの名盤もやっぱりCDラックに収まっていないといけないアルバムだと思います。

まだ持ってない人は是非とも手に入れましょう。

ところで、手持ちのCDがオリジナル盤と同じように2枚組仕様の為、ついついトラック・リストも2つに分けたけど、もう今はCD1枚にまとめられたものになってたんですね。
すっかり忘れてましたよ。
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by sy_rock1009 | 2009-08-05 23:32 | 洋楽アルバム・70's
神曲「Marquee Moon」
基本的にパンクはあんまり好きじゃないんですけど、ピストルズと今回の本題であるテレヴィジョンだけはちょっと別格ってぐらいに好きで良く聴きました。
という事で、今回はニューヨーク・パンクの中でも他とはちょっと違う雰囲気で異彩を放ってたトム・ヴァーレイン率いるテレヴィジョンのデビュー・アルバム「MARQUEE MOON」(77年)ですよ。

●TELEVISION / MARQUEE MOON
●テレヴィジョン / マーキー・ムーン


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Tracks
1.See No Evil
2.Venus
3.Friction
4.Marquee Moon
5.Elevation
6.Guiding Light
7.Prove It
8.Torn Curtain




パンクと言ってもそれなりに歴史が長いので時代によって雰囲気は違うし、ニューヨークとロンドンでも違ってたりするけど、オイラ的に一番好きなのは70年代のロンドン・パンクなんですよね。
やっぱり無駄に攻撃的なクセになぜかバカっぽいところなんかが、無性にオイラの好奇心をツンツン刺激したりします。

だからと言って同じ70年代のニューヨーク・パンクも結構好きなバンドがあったりするんだが、その筆頭がこのテレヴィジョンであります。

次に好きなのがトーキング・ヘッズかな?

まあ、どっちも間違いなくファッション・パンクに違いないと思うが、ロンドン・パンクにある攻撃的でバカッぽいのと比較すると、ちょっとニューウェイブ系でインテリっぽい雰囲気、それでいてどっちもイッちゃった系なヴォーカルという、バカ・カッコイイところがロンドン・パンクとは違う良さがあるかなーなんて思ったり思わなかったり。

という事でそんなテレヴィジョンですけど、こう書くとパンク系では良くある演奏面の方はまず置いておいて…ってな感じにこのバンドも入りそうですけど、テレヴィジョンは違う。
結構しっかりとした演奏でサウンドだけでも楽しめます。
ってか、何だかんだとグダグダ言ってきたけど、このバンドはそのサウンドが一番良いんだよね。

小気味が良く手数もあるビリー・フィッカのドラム、堅実で地味に上手いフレッド・スミスのベース、そしてトム・ヴァーレインとリチャード・ロイドの絡み合う2本のギター。
このバランスが凄く良いんですよ。
特にトム・ヴァーレインの弾くソロは感性むき出しって感じで、めっちゃカッコイイ。

やっぱこの人、天才!

2年前にローリング・ストーン誌で「歴史上最も過小評価されている25人のギタリスト」というランクにトム・ヴァーレインは11位に入ってたけど、個人的にはもうちょっと上でも良いんじゃないかと思うぐらい、上手い下手がどうとかは関係ない魅力のあるカッコ良さがこの人にはありますよ。
ちなみに私がいつも行くCD屋の某・店員さん曰く、「トム・ヴァーレインは私的3大ギタリストの一人」との事らしいが、それだけなかなかにマニア受けのするギタリストでもあると思う。

あと、リチャード・ロイドもたまにソロを弾いて、トム・ヴァーレインとは違う良さを見せるし、この2本のギターがテレヴィジョンの目玉の一つでしょね。
そういう意味でパンク云々というより、このバンドはイギリス的なギター・ロック・バンドに近い気もするかも知れませんね。
まあ、全体的に聴くとやっぱりイギリスっぽくないかも知れんが…。

で、そんなテレヴィジョンを語る上でなくてはならないのが、このアルバムのタイトル・ナンバーでもある「Marquee Moon」です。
フル・ヴァージョンやと10分を超える長い曲ですけど、やっぱりこの曲はフルじゃないと良さが半減しますよ。
イントロでのリフが基本的に終始鳴り響き曲を引っ張っていく展開だけでもシビれるけども、手数が多いだけでなく飽きないようなアレンジを入れていくドラム、相変わらず良い仕事してるベース、トム・ヴァーレインの独創的なソロ。
もう言う事ないよね。
特に一番の利きどころやと思う7分20秒からのパートがカッコ良すぎる。
この徐々に盛り上がっていって頂点に達した後のギターのさえずり、そしてまたいつものリフが鳴り終わりに繋げる展開とか、もうたまらんよ。

今のパンクが好きな人が聴いたら、これのどこがパンクやねん!って思うかも知れんけど、とにかく名曲には違いないので、パンクとか意識せず聴いた事がない人にはお薦めしたいですね。
30年以上も前の曲やのに、いまだにいつ聴いても新鮮な気持ちで聴ける数少ない曲やと思いますよ。

もちろん他の曲も良いので、やっぱりこのアルバムもCDラックに入れておいて損はないアルバムやと思いますよ。

という事で、その「Marquee Moon」を貼っておきますが、これはちょっとバージョン違いなんで、かなりギターなんかのアレンジが違うけど、こっちも余裕でカッコイイので聴いて下され。
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by sy_rock1009 | 2009-06-10 00:18 | 洋楽アルバム・70's
名前のない馬
今回はアコースティック・ナンバーの決定盤を紹介です。
まあ、あくまでも私が勝手に決定盤と言ってるだけなんですけどね。
って事で、アメリカが71年に発表したデビュー・アルバム「AMERICA」です。

●AMERICA / AMERICA
●アメリカ / 名前のない馬


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Tracks
 1.Riverside
 2.Sandman
 3.Three Roses
 4.Children
 5.A Horse With No Name
 6.Here
 7.I Need You
 8.Rainy Day
 9.Never Found The Time
10.Clarice
                      11.Donkey Jaw
                      12.Pigeon Song


69年、イギリスで3人組のアコースティック・グループとしてスタート。
メンバーはジェリー・バックリー(vo,g)、デューイ・バネル(vo,g)、ダン・ピーク(vo,g)となっているが、3人のオトンがいずれもアメリカ人空軍でイギリスに駐留してたので、アメリカ生まれのイギリス育ちとなってます。(デューイだけイギリス生まれ)

で、そんな母国を想ってアメリカという、そのままな名前をつけたという有名なエピソードがあるけども、そんな話はともかくとして、やっぱアメリカと言えばこのアルバムなんじゃないでしょうか?
ジョージ・マーティンと組んでNo.1を出した頃も好きやし、ダンが抜けてデュオとなった頃も結構好きではあるけど、私の中でアメリカと言えばやっぱりこのアルバムになってしまうかな。

というか、このアルバムに収録されてる「A Horse With No Name」こそがアメリカそのものなんじゃないでしょうか。
って、ぐらいの名曲ですよね。

繊細なメロディでありながら、何となく湿った質感。
けだるいヴォーカル。
それに難解やけど味わい深い歌詞。(ヘロインの事を歌ってるという説があるらしい)
音楽スタイル的にクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングの二番煎じのように当時は言われてたりもしたようですが、そんな事は関係なく、やっぱり名曲に違いないです。
印象的な”ラ~~ラ~、ラララララ”のコーラスも、12弦で奏でるソロ・パートも最高ですし、味わい深い曲とはこういうもんなんだぞ!ってものが、この曲には全部詰まってる感じですね。

デビューでいきなり1位になるのも納得できますよ。

と同時に、こんな名曲を作ったデューイは、この時まだ20歳そこらっていうのが、さらに凄い事ではありますな。

他にも良い曲はあるけど、とりあえずこの曲の為だけに持っていても良いアルバムだと個人的には思ってます。
たまにテレビとかでも流れるので、知ってる人も多いと思うけど、まだ知らんという人がいたら、是非ともこの味わい深い曲をじっくり聴いてみる事をお薦めします。

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by sy_rock1009 | 2009-04-04 21:04 | 洋楽アルバム・70's
甘いハーモニーとパンチの効いたロック、ブレッド
最近はまったりとして落ち着いた感じの、昔風に言えばアダルト・コンテンポラリーっぽい曲を聴いてたりするんで、今回はそういったアルバムでも紹介しようと思います。
という事で、ブレッドの72年の4枚目「BABY I'M-A WANT YOU」ですよ。

●BREAD / BABY I'M-A WANT YOU
●ブレッド / 愛の別れ道


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Tracks
 1.Mother Freedom
 2.Baby I'm-A Want You
 3.Down On My Knees
 4.Everything I Own
 5.Nobody Like You
 6.Diary
 7.Dream Lady
 8.Daughter
 9.Games Of Magic
10.This Isn't What The Governmeant
                      11.Just Like Yesterday
                      12.I Don't Love You


ブレッドと言えば全米で1位になった「Make It With You」「If」(全米4位)あたりが真っ先に思い浮かぶ人が多いと思うかな?
なのでアルバムで見ても「Make It With You」が入ってる2枚目の「ON THE WATERS」や、「If」「Let Your Love Go」が入った名作と呼ばれる「MANNA」が人気かも知れないが、やっぱり私は「BABY I'M-A WANT YOU」が一番好きなので今回はコレにしましたよ。

という事で、ブレッドはリーダー格のデイヴィッド・ゲイツ(vo,g,b,key)、ジェイムズ・グリフィン(vo,g)、ロブ・ロイヤー(vo,g,b,key)という3人でスタート。
その後、2枚目のアルバムを発表する前に4人目のメンバーでドラマーのマイケル・ボッツが加入し、そこからアルバムに先がけて出したシングル「Make It With You」が1位になってからは、常にチャートの上位に顔を出すような人気バンドになっていったようです。

で、そういった人気を持続させたまま3枚目、そして今回の本題である4枚目と来るわけであります。
ちなみに次の5枚目のアルバムもヒットしたので、そこまでがブレッドの全盛期って感じでしょうか。

まあ、とにかく「BABY I'M-A WANT YOU」に話を移しますけど、このアルバム発表前にメンバー・チェンジがありまして、ロブ・ロイヤーからラリー・テクネルという人に交代となりました。
ラリー・テクネルはサイモン&ガーファンクルの「Bridge Over Troubled Water」でピアノを弾いてた人物で、他にもザ・バーズの「Mr. Tambourine Man」などでもプレイしているようです。
そんな一流セッション・プレイヤーを加えた事で、新生ブレッドは今まで通りの流れるようなポップ・サウンドは更に磨きがかかり、またロック色も強くなって音楽の幅が広がった。
その代表的なアルバムがこの「BABY I'M-A WANT YOU」です。

1、2、4.6と4つのヒット・シングルが入ってて、なかでもアルバム・タイトル・ナンバーの「Baby I'm-A Want You」はブレッドらしい極上のバラードで、まったりしたい時には最適な曲です。
「Everything I Own」「Diary」もそういった感じの曲で、目覚めのコーヒーでも飲みながら、まったりとして聴きたい曲って感じ。
とにかく落ち着く。
でも、「Mother Freedom」のようなロックもあるので、まったりだけでなくテンションを上げたいときにも聴けるアルバムだと思うかな。
この曲のギターは単純やけど、かなりカッコイイ。

バラードは見事なハーモニーを駆使し、とびっきり甘く仕上げ、ロック・ナンバーはパンチを効かせてカッコよく仕上げるという緩急の差は、バラード志向のデイヴィッドとロック志向のジェイムズという2人の個性の違いがハッキリ出ている形でもあるんですけど、それでいてどの曲も綺麗でコンパクトにまとまり、洗練された良さが共通しているってところが、ブレッドそのものの良さだと思いますね。
二人の個性の違いを感じさせないぐらい、まとまったものがアルバムを通して聴けますよ。

とにかく、今のアメリカからは想像もつかないほどの堅実なアメリカン・ロックが楽しめるアルバムですね。
機会があれば聴いてみましょう。

そしてまったりとして下さいな。

という事で「Baby I'm-A Want You」です。

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by sy_rock1009 | 2009-03-22 22:41 | 洋楽アルバム・70's
ワン・リフ・スペース・ロック
”ワン・リフ・スペース・ロック”という、何だか良く分からんスタイルを発明したバンドといえば、もちろんイギリスのサイケ・ハード・ロックのホークウィンドですね。
日本でもなかなかに人気がありますが、今回はそんなホークスが71年に発表した2枚目のアルバム「IN SEARCH OF SPACE」を紹介します。

●HAWKWIND / IN SEARCH OF SPACE
●ホークウィンド / 宇宙の探求


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Tracks
1.You Shouldn't Do That
2.You Know You're Only Dreaming
3.Master Of The Universe
4.We Took The Wrong Step Years Ago
5.Adjust Me
6.Children Of The Sun






メンバーの入れ替わりが激しいバンドといえば、やっぱりキング・クリムゾンをまず思い浮かべてしまうそうではあるけど、実はこのホークスもかなりメンバーの入れ替わりが激しいバンドとして知られてます。
なかでもレミー・キルミスターがモーターヘッド結成前に在籍してたってのが有名ではあるけど、このアルバムの時にはまだ参加してないし、その他の変遷の事を書いて行くのは面倒でもあるんで、そこらはパスします。
というか、ズラズラ書けるほど詳しくないしね。

って事で、ホークスは現在でも活動しているベテラン・バンドでもあるんですが、そんなホークスの初期の名作が「IN SEARCH OF SPACE」というアルバムです。

デビュー盤は凄く悪い言い方をすれば、”ピンク・フロイドの真似事”ってな感じだったんですけど、早くもメンバー・チェンジがなされて発表したこの2枚目のアルバムでスタイルが変わる。
そして、そのスタイルが以降のホークスの基本路線になっていくんですけど、ドラムとベースの力強い絡みに、一歩間違えたら不協和音にしか聴こえないサイケで宇宙的なシンセの音、さらにサックスやフルートまでも使って、シンプルやけど力強い音楽を展開しております。
そういうところが”ワン・リフ・スペース・ロック”と呼ばれるところではあると思うんですけど、それでもやっぱり「スペース・ロックってなんじゃい?」と突っ込みたくなりますね。
おまけに当時、このアルバムはSF誌でベストSF音楽という、もはや突っ込む気力すら失せるほどの、訳の分からんものに選ばれたりもしてるし、ライヴではそんなサイケで宇宙的な音楽と一緒にヌード・ダンサーのお姉ちゃんがステージで踊ったりで、とにかく不思議なバンドだったりします。

でも、何が一番不思議かって言うと、こうは書いているが曲を聴けばカッコイイという事ですよ。

変なシンセの音だけでなく、アンサンブル自体もヨレてる場面があるにも関わらず、なんかクセになる要素があるんですよね。
しかも基本はシンプルなワン・リフなだけに聴いててノリやすい。
最初は取っ付きにくいとしても、何回か聴いていくうちに自然とノッてきて楽しめるものが、このホークスの曲にはあるような感じかな。

ZEPやパープルのような正統派ブリティッシュ・ハード・ロックも良いけど、こういうサイケで、それでいてカッコイイという不思議なハード・ロックも時には良いと思うので、まだ聴いた事ないという人は機会があれば是非聴いてみましょう。
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by sy_rock1009 | 2009-02-11 21:52 | 洋楽アルバム・70's
ヴァーティゴを代表するオルガン・ロック、クレシダ
ヴァーティゴ・レーベルというと”これぞブリティッシュ・ロック!”って感じのバンドがわんさか在籍しておりましたが、そんなヴァーティゴの中でもキーボードを全面的に押し出してグレイシャスと共に人気があったのが、今回のクレシダというバンドだったようですよ。
って事で、クレシダが71年に発表した2枚目のアルバム「ASYLUM」です。

●CRESSIDA / ASYLUM
●クレシダ / アサイラム


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Tracks
1.Asylum
2.Munich
3.Goodbye Post Office Tower Goodbye
4.Survivor
5.Reprieved
6.Lisa
7.Summer Weekend Of A Lifetime
8.Let Them Come When They Will




このアルバム自体は聴いた事がなくても、ジャケットだけは知ってるって人がいるかも分かりませんが、おなじみキーフの手による幻想的やけどちょっとブキミなアート・ワークで当時もそれなりに話題だったらしい。

けど、オイラはあんまりこういうのは好きじゃないけどね。

キーフってたまにこんなマネキンとか人形とかを使ってデザインをするけど、個人的にはこういうブキミなのはちょっと…って感じだったり。
ジャケットを開いたらシンメトリーになってさらにブキミさ倍増となるし…。

でも、中身を聴くと全然ブキミじゃなかったりするんだな、これが。
むしろ穏やかで心地良ささえ感じさせるものになっていて、オルガンやピアノをメインにジャズっぽさを入れながら、非常に聴きやすくカッコイイ内容になってたりしますよ。
さらにはストリングスやフルートまでをも使って哀愁漂うノスタルジックなテイストもあったりで、どの曲もかなりレベルの高さを感じますね。
静から動、あるいは動から静へと変化したり、曲もジャズっぽかったり、ブルーズっぽかったり、ハード・ロックっぽかったりと、いろんな表情を見られ聴いてて飽きません。

この時代のブリティッシュ・ロックにはいろんな隠れた名盤があるけど、間違いなくこのアルバムもそういった中に入ると思いますよ。

で、そんな良いアルバムの中でも特にコレといえるのが、2曲目と8曲目でしょうかね。
どちらも10分前後の長い曲ではあるけど、長さを感じさせない構成で良いんです。
「Munich」はシンフォニック的なオーケストラをバックに、哀愁ある泣きのギターなんかを絡めつつ、スリリングにオルガンを散りばめるってな感じになってます。
曲の展開もコロコロ変わり、とにかくカッコイイ。
ちょっとジム・モリスンに似ている時も聴いててチラホラするが、ヴォーカルも曲にあって情感たっぷりで歌い良く合ってます。
多分、ほとんどの人がこのアルバムで一番の楽曲と言うんじゃないでしょうかね。

そんでラストの「Let Them Come When They Will」はジャズ・ロック的な組曲でまとめられてます。
最初にグレイシャスと共に…ってな事を言ったけど、この曲を聴くとグレイシャスというより、キャラヴァンに雰囲気が似てる感じかな。

まあ、とにかく聴きどころのいっぱいあるアルバムなんで是非とも聴いてみましょう。

実は戦争をテーマにしているというコンセプト・アルバムのようですが、サウンドそのものは非常に聴きやすくてカッコイイものになってるのでお薦めです。
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by sy_rock1009 | 2009-02-01 22:01 | 洋楽アルバム・70's
心地良いヴァイオリン・ロック
去年、カーヴド・エアがまさかの再結成を果たしただけでなく、ニュー・アルバムも発売し、さらには今月の16、17日に初来日公演も行ったという事なんで、今回はそれにちなんでこのアルバムにしました。
という事で、カーヴド・エアのメンバー、ダリル・ウェイがバンド脱退後に自らの名前を冠して結成したダリル・ウェイズ・ウルフのデビュー盤「CANIS-LUPUS」(73年)です。

●DARRYL WAY'S WOLF / CANIS-LUPUS
●ダリル・ウェイズ・ウルフ / カニス・ループス


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Tracks
1.The Void
2.Isolation Waltz
3.Go Down
4.Wolf
5.Cadanza
6.Chanson Sans Paroles
7.McDonald's Lament





一般的にウルフというバンドの存在を知っている人は少ないと思いますけど、コアなロック・ファンには結構な人気のあるバンドだと思います。
やっぱり、あのカーヴド・エアのダリル・ウェイが新たに作ったバンドってのがあるのかも知れませんね。

という事で、そんなウルフのメンバーは、ジョン・エサリッジ(g)、イアン・モズレー(ds)、
デク・メセカー(b,vo)、そしてダリル・ウェイという4人組からなってます。
ダリル・ウェイはカーヴド・エア時代同様、ヴァイオリンを担当してますけど、それ以外にもヴィオラやキーボードなんかも弾いていてなかなかに気合が入ってる感じがします。
これもカーヴド・エアで出来なかったことを、このバンドでやってやろうという意気込みの表れかも知れませんね。

そして、そんな意気込みを表すかのように組んだ実力派のミュージシャン。

イアン・モズレーは後に私の大好きなマリリオンに加入し、デク・メセカーはキャラヴァンに加入、そしてジョン・エサリッジはソフト・マシーンに加入とみんな凄い実力を持ってます。
特にジョン・エサリッジはあのアラン・ホールズワース師匠の推薦で加入したというので、その腕前は間違いなく一級品と言えますね。
ジャズ・ギタリストのジャンゴ・ラインハルトのパートナーでジャズ・ヴァイオリニストのステファン・グラッペリにも認められたらしいし、とにかく凄いギタリストです。

で、さらにはプロデュースにキング・クリムゾンのイアン・マクドナルドを起用し、これでもかってぐらい万全の体制で作ったのがこの「CANIS-LUPUS」というデビュー・アルバム。

さぞや凄い内容なんじゃないかと思わせるが、聴けば意外と普通だったりする。
というか、かなり荒削りな内容って感じかな?
一応、アコースティックなサウンドからヘヴィーでブルーズのような幅広い曲を、それぞれヴァイオリンとギターで引き締めてますよ!って感じでまとめてはいるし、アルバム全体で見ても前半はギター、後半はヴァイオリンがリードするような構成になってはいる割りに、よくよく聴くと荒削りな印象があるかな。

でも、荒削りな中にもなんかグイグイ引き込まれる要素があるのも事実。

こういう部分はやっぱりイギリスのロックならではかなって感じがするけど、ギターの音とヴァイオリンの対比だったり、躍動感があるようで何となく陰りのある沈んだ空気感との対比といった感じで、何かと聴いていくとクセになっていく要素が詰まってます。
さすが腕利きミュージシャンの集まりって感じがしますよ。

そんな、なかなかに魅力ある曲が詰まってる中でも、一番のハイライトとなるのがやっぱりラストに収まってます「McDonald's Lament」でしょう。
もう、これしかないですよね。
曲名を見ても分かるように、プロデューサーのイアン・マクドナルドに捧げられた曲なんですが、ここでのダリル・ウェイの演奏が凄い。
ヴァイオリンなのかヴィオラなのか正直どっちの音か分からんけど、哀愁漂うサウンドはかなりグッと来るもんがあるし、相当にヤバイ。
あんまり知られてない曲かも知れんが、間違いなく70年代ブリティッシュ・ロックの中でも屈指の名曲に入ると思います。

あくまでも個人的にね。

まあ、とにかく他の曲も良くて、特に5曲目の「Cadanza」なんかで聴けるブッ飛んだヴァイオリンとギターの音はかなりカッコよく、ラスト・ナンバーとは違う良さがあると思うので、ブリティッシュ・ロックが好きならばこれらの曲は気に入ると思います。
聴いてみて損はないアルバムでしょう。

ただ唯一、ヴォーカルが弱いという難点がありますけどね。
昔からこの点は言われてたようですが、聴いてみて確かに私もそう感じた。
だからと言ってカーヴド・エアのソーニャ姉さんも、声量は少なく凄まじいまでの素人臭いヴォーカルで上手くはなかったけど、こっちは何かまた違う種類の弱さがある。
ソーニャ姉さんのヘタウマさと比べると、ウルフの方はただヘタなだけに聴こえるかな?
なんか「ちゃんと御飯食べてるか?」と問い詰めたい感じ。

まあ結局、次のアルバムではそのヴォーカル面の弱さを自分たちでも分かってたのか、ほぼインストゥルメンタル・アルバムとなるんですけどね。
そして、実は2ndの方が私は好きだったりもする。

まあ、機会があれば1st、2nd、両方を聴いてみましょう。
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by sy_rock1009 | 2009-01-22 22:31 | 洋楽アルバム・70's
史上最高のトリプル・ギター、「Free Bird」
”レーナード””レイナード”なのか?
個人的には”レイナード”となってる方に慣れてるんですけど、多分、”レーナード”と書く場合の方が多いしと思うし、CDなんかにもそう表記されてるので、ここでは慣れた方を捨て、”レーナード”と書くことにしましょう。
まあ、そんな事はどっちでも良いんやろうけど、とにかく今回はレーナード・スキナードの
73年のデビュー盤「PRONOUNCED LEH-NERD SKIN-NERD」です。

●LYNYRD SKYNYRD / PRONOUNCED LEH-NERD SKIN-NERD
●レーナード・スキナード / レーナード・スキナード


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Tracks
1.I Ain't The One
2.Tuesday's Gone
3.Gimme Three Steps
4.Simple Man
5.Things Goin' On
6.Mississippi Kid
7.Poison Whiskey
8.Free Bird




このアルバムを語るにあたって…というよりも、レーナード・スキナードを語るにあたってなくてはならない曲に「Free Bird」というものがあります。
ロック・ファンなら超名曲&名演奏という事で、誰もが知ってる曲やとは思うけど、私もこの曲がもうとにかく大好物なんですよね。

あまりに好きすぎて、正直、今回は余計な事も書かずに「Free Bird」のライヴ映像あたりを貼るだけでも良いかとさえ思えるけども、まあ、それだけも何なんで一応いつも通りにウダウダと書いていきます。

レーナード・スキナードはヴォーカルのロニー・ヴァン・ザント、ギターのアレン・コリンズ、ドラムのボブ・バーンズの3人が学生時代に結成したバンドが母体となっていますが、最終的にはゲイリー・ロッシントン(g)、エド・キング(g)、ビリー・パウエル(key)、レオン・ウィルクソン(b)らが加入して7人組のトリプル・ギター編成という形でデビューしました。
デビューのきっかけはアル・クーパーが南部の音楽に魅せられて、自身のレーベル設立を構想中にレーナード・スキナードのライヴを見て気に入った事に始まるんですけど、結局、そのままアル・クーパーのレーベルに契約して、アルバムもアル・クーパー自身がプロデュースしたというので、相当気に入ったって事なんでしょうね。

そんなわけでサザン・ロック・バンドのレーナード・スキナードのデビュー盤を、サザン・ロック・ブームを作った一人と言っても良いアル・クーパーが世に送り出したという事は、それはもうコテコテの南部特有の泥臭いロックが占めてるかというとそうでもないように個人的に感じるかな。
まあ、確かに泥臭さがないと言えばウソになるけど、意外とイギリスのロックっぽさがあって、なんとなくクリームのような雰囲気もあるような感じがするけど、そう思うのは私だけでしょうか?

まあ、とにかくそんな感じのデビュー盤は、どの曲もレベルが高くカッコイイ。
ヴォーカルも演奏も良い!
シングル・ヒットはなかったけども、新人がこれだけのパフォーマンスを持ってデビューしたという事に、なかなか驚かされますね。

で、そんなどれもカッコイイ曲の中でもやっぱり最もカッコイイ曲が「Free Bird」
もう、これしかないでしょう!

9分を超えるこの曲こそ、アルバム最大の見せ所であり、レーナード・スキナードというバンドそのものにとっても最大の見せ所と言っても良い曲でありますよ。
ライヴでも最後に演奏しますしね。
「Free Bird」は同じサザン・ロックの先輩、オールマン・ブラザーズ・バンドのギタリストで、バイク事故で亡くなってしまったデュアン・オールマンに捧げた曲と言われてますが、この曲の前半はゆったりで、後半は怒涛のギター・バトルという構成の緩急の対比がめちゃくちゃカッコイイ。

前半はゲイリー・ロッシントンのスライド・ギターを中心にロニーもじっくり歌い上げてる感じになってますが、そのスライドの浮遊感が心地良いんですよね。
まさに”スカイ・ドッグ”という愛称のあったスライドの名手、デュアン・オールマンばりに空を舞うようなサウンドが聴けます。
そして、ロニーの「Won't you fly high, oh free bird, yeah」という言葉をきっかけに今度は怒涛のギター・バトルに展開していくんですけど、3人のギタリストによる熱演がなんとも凄まじくカッコイイこと。

このパートだけでご飯3杯はいけますよ。

特に私はアレン・コリンズが大好きで、彼のトレードマークともいえるコリーナ材のギブソン・エクスプローラーから奏でるノリの良い音が最高にカッコイイ。
アレンといえばもう一つギブソン・ファイアーバードも初期の頃にはメインで使ってましたけど、個人的にはエクスプローラー時代のアレンが好きです。
一人だけ異様に背の高いデカイ体とエクスプローラー独特の形との取り合わせが、何か妙にカッコイイ感じに見える。

って事で、そんな熱い演奏が見れる伝説のライヴ映像でも貼っておきますが、これを見るたびに例の飛行機事故がなかったら…と思ってしまうのは私だけではないハズ…。

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by sy_rock1009 | 2009-01-12 22:18 | 洋楽アルバム・70's