演歌バラードの名曲「She's Gone」
今回もハイトーンなヴォーカリストを紹介しようという事で、誰にするかアレコレ考えてた時に、フッと思い出したのがマイク・マティアビッチという人だったりします。
という事で、今回は超絶ハイトーン・ヴォーカリスト、マイク・マティアビッチ率いるアメリカのハード・ロック・バンド、スティールハートの90年のデビュー盤「STEELHEART」です。

●STEELHEART / STEELHEART
●スティールハート / スティールハート


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Tracks
 1.Love Ain't Easy
 2.Can't Stop Me Lovin' You
 3.Like Never Before
 4.I'll Never Let You Go
 5.Everybody Loves Eileen
 6.Sheila
 7.Gimme Gimme
 8.Rock 'N Roll (I Just Wanna)
 9.She's Gone
10.Down 'N' Dirty


スティールハートと聞いてすぐ頭に思い浮かぶ曲は「She's Gone」だと思います。
逆にいうとそれ以外はあんまり思い浮かびません。
スティールハートのファンならともかく、それ以外のロック・ファンは「She's Gone」のイメージしかないでしょう。

ええ、だって彼等は「She's Gone」だけの一発屋というイメージがありますもんね。

まあ、実際にそれに近いもんはあるんやけど、こんなに歌も上手くて演奏もしっかりしてるのに、なぜトップに立てなかったんでしょうねー。
見た目もバッチリやったと思うのに…。

やっぱりどんなに実力があっても”ツキ”ってものも必要なんやなと思わせる、最たるバンドがこのスティールハートやったのかも知れません。

そう考えるとこのバンドは色々とツイてない。
まずサウンド的には80年代風のハード・ロックやのに、デビュ-が90年とちょっと遅いのが何はなくともツイてない。
せめて、あと5年は早くにデビューしてたらボン・ジョヴィあたりのクラスまで行けた可能性があったと思うだけにチト残念な気がします。
それにハイトーンなヴォーカリストが他にもいたのもちょっと影響があるのかも?
そういえばノルウェーのバンド、TNTのトニー・ハーネルあたりと比べたりしてたような気もするけど、そのあたりの影響もあったのかも知れないですね。
他にはステージのライトがマイク・マティアビッチの頭に落下するという事故が元で、しばらく活動休止になってしまったりで、とにかく何かとツイてないような気がする。

とまあ、ここでツキのなさを嘆いてもしゃーないので、さっさとアルバムの事に話を移しますけど、確かに「She's Gone」はこのアルバムの中でも飛び抜けて良い曲なんで他は全く目立たんような気もするが、実はそれ以外の曲もかなり程よくまとまってたりします。
特に「Can't Stop Me Lovin' You」「I'll Never Let You Go」あたりはファンの間では結構な人気のある曲で、「She's Gone」とはまた違う良さがあると思います。
それにヴォーカルがあまりに凄すぎて、ついそっちにばっかり意識がいってしまいがちやけど、ギターも結構頑張ってて、なかなかにカッコイイ。
マイク・マティアビッチのヴォーカルだけでなく、このギターもスティールハートを聴く上で押さえておきたい部分でありますよ。

でも、やっぱりマイク・マティアビッチのヴォーカルに尽きるのは間違いないけどね。

とにかく歌がめちゃくちゃ上手い。
超絶的なまでにハイトーンやのに、キンキン声だけの高さじゃない、しっかりと抜ける滑らかさと、高いのに図太さのある独特なハイトーン・ヴォーカルが凄すぎます。
このへんが同じようなハイトーン・ヴォーカルでも、ちょっとキンキン声に近いトニー・ハーネルとは全く違う。
マイク・マティアビッチには独特な声の艶がありますよ。
同じような高音域が出ても、この艶っぽさはマイクにしかないですね。

まさに唯一無二のヴォーカリストです。

という事で、何だかんだでやっぱりスティールハートと言えば「She's Gone」なので、そのライヴ版でも聴いて見てください。
ライヴでもこんなに出るって凄いのに、これでもちょっと抑え気味っていうから、ホンマ凄いヴォーカリストですわ。
あと、マーティー・フリードマンが演歌とメタルを結びつけておりますけど、これを聴けばちょっと分かる気がしますね。

なんていうか、演歌風パワー・バラードって感じです。
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by sy_rock1009 | 2008-06-24 21:01 | 洋楽アルバム・90's
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