神童、ケイト・ブッシュ
さっき久しぶりにケイト・ブッシュを聴いてたんですけど、天才少女として19歳でデビューした彼女も今年で50歳になるという事にちょっとビックリ。
時間が経つのは早いもんですな。
そんなところで今回はケイト・ブッシュの78年のデビュー盤「THE KICK INSIDE」だ。

●KATE BUSH / THE KICK INSIDE
●ケイト・ブッシュ / 天使と小悪魔


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Tracks
 1.Moving
 2.The Saxophone Song
 3.Strange Phenomena
 4.Kite
 5.The Man With The Child In His Eyes
 6.Wuthering Heights
 7.James and The Cold Gun
 8.Feel It
 9.Oh To Be In Love
10.L'Amour Looks Something Like You
                           11.Them Heavy People
                           12.Room For The Life
                           13.The Kick Inside


ケイト・ブッシュといえば、やっぱり「Wuthering Heights」かなと思う。
イギリスではアルバムに先駆けて出したこのデビュー曲が確かいまだに彼女のナンバー・ワン・セールスのシングルやったと思うけど、とにかくケイト・ブッシュといえば「Wuthering Heights」というイメージが強いですね。
でも、日本では80年に出した3枚目のアルバム「NEVER FOR EVER」の1曲目に収録されてた「Babooshka」の方が売り上げ的には上やったかな?
確かにこっちも良い曲やったし、人気絶頂の時やったからの結果かも知れんけど、それでもやっぱりケイト・ブッシュと言えば「Wuthering Heights」というイメージが強い。

同時に「恋のから騒ぎ」のイメージも強いですけど…。

まあ、とにかく鮮烈に「Wuthering Heights」でデビューしたケイト・ブッシュですけど、16歳の時にピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアに見出されてデビューのきっかけを掴んだというのは大変に有名な話ですね。
でも一番最初に彼女の才能を見抜いてたのは彼女の兄ちゃん、パディ・ブッシュで、何とかしてデビューのきっかけを作りたいと思って友達と協力し、ギルモアを自宅に招いて直接、彼女の声を聞かせたみたいですよ。

そこでギルモアが一発で彼女の声だけでなく、類稀なる音楽的才能に惚れ込み、そしてケイト・ブッシュという人そのものにも惚れこんでスカウトし、15曲のデモ・テープを作ってデビュー・アルバムのプロデューサーをする事になるアンドリュー・パウエルと協力してレコード会社に売り込んで、めでたくデビューとなった次第であります。

兄ちゃんもやけど、ギルモアを自宅に招くように協力したっていう、その友達もナイス・アシストって感じでありますな。
ちなみに兄ちゃんは彼女のアルバムにもシタールで参加してたり、あとバラライカでも参加してたりするけど、何か知らんが民族楽器にこだわりでもあるんやろうか?

まあ、ともかくそんな感じで「Wuthering Heights」でビューし、発表したのがこの「THE KICK INSIDE」というアルバムです。
シングル「Wuthering Heights」は1位になったけど、アルバムの方は1位とはいかずイギリスで3位という事でしたけど、そんなチャートが何位とかどうでも良いぐらい、インパクトのあるアルバムやったと思います。
当時はもちろんやけど、今でもかなりのものがあるでしょうね。

なんと言ってもあの声。
とにかく凄いハイトーン・ヴォイスですよね。
それにパントマイムを応用したという、ちょっとイッちゃった人っぽい怖さのある不思議なダンスだけでも他にはない個性が感じられますよ。
私も何の番組か忘れたけど、子供の頃に映像と一緒に「Wuthering Heights」を初めて聴いたけど、あれはちょっとした衝撃やったなー。
とにかく凄いインパクトやったよ。

もちろんアルバムそのものも良くて、トラッド・フォークっぽさのあるものからロックまで、ほどよくまとめまっております。
それに彼女にある独特の個性に、あの声。
まさに唯一無二のアルバムってものになってますよ。

という事で彼女の個性を存分に味わうにはこのデビュー盤がまずは最適でしょう。

って事で、「Wuthering Heights」です。
私は読んだ事ないけどエミリー・ブロンテの小説「嵐が丘」のドラマを見て、この曲のアイデアを思い付いたようですけど、やっぱりいつ聴いても名曲やし、いつ見ても不思議なダンスですな。
これとは別に赤いドレスで平原みたいなトコで踊ってるバージョンの映像もあるけど、踊りそのものは相変わらず不思議である。

あと関係ないけどブラジルのメタル・バンド、アングラが「Wuthering Heights」をカバーしてるのは結構有名やけど、かなりオリジナルに近いクオリティに驚きます。
男でこのハイトーン・ヴォイスをカバー出来るのは凄いので、気になった人はアングラ・バージョンも聴いてみる事を薦めます。
アンドレ・マトスの声もスゲーよ!
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by sy_rock1009 | 2008-06-10 21:32 | 洋楽アルバム・70's
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