プログレッシヴ&ハードなオーディン
メジャーどころのアルバムが続いたので、ここらでちょっとマニアックなものへと方向転換してしまおうかなーと思います。
という事で、今回はオ-ディンというバンドが72年に出した唯一のアルバム「ODIN」を取り上げてしまいます。

●ODIN / ODIN
●オーディン / オーディン


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Tracks
1.Life Is Only
2.Tribute To Frank
3.Turnpike Lane
4.Be The Man You Are
5.Gemini
6.Eucalyptus
7.Clown





え~っと、とりあえずマニアックすぎてゴメンナサイ!
って感じで、今までウチのブログでは何十枚という数のアルバムを紹介してきましたが、多分このオーディンが一番マニアックな一品になってるかも知れません。
だから知ってるという人は相当なロック・マニアでしょう。

そういう私も当然リアルタイムで知ってるハズはないんですけど、たまたま読んだ本にオーディンの事が載ってて、「ふ~ん、こんなバンドもあったんやー!」という程度に記憶に留めてただけなんですよね。
多分、そのまま時間が経ってたらオーディンの事も忘れてたと思うけど、これが運が良いのか悪いのか、本を読んだ後にいつも行くCD屋さんに行くとフロアの一角に設けられてるレコードの所に、このオーディンのレコードがどっかりと鎮座してやがったのだ。

ついさっき本を読んで記憶に留めたものが、こうもすぐに自分の眼前にドバーッと迫ってくるということは、流れで行くとこれは完全に「買え!買ってしまえ!」という事に違いないと思い、買ってしまいましたよ。
ですので、私が持ってるのはCDじゃなくレコードなんです。
CDでも輸入盤とかなら手に入れる事は出来ると思うけど、普通にCD屋で買うというのは厳しいかも知れませんね。
紙ジャケ関係は詳しくないから分からんけど、多分、紙ジャケ化もまだされてないと思う。
まあ、アマゾンとかならすぐ買えると思うので、よっぽど欲しいと思った人はそういう所で買ってしまうのが良いかもですね。

そこまでして欲しがる人はあんまりおらんと思うけど…。

という事で、そんなアニアックなバンドのオーディンは、イギリス出身のジャケットにも写ってるように4人組のバンドであります。
でも主に活動の拠点としていたのはドイツだったようですよ。
ですので、録音も現地で行ったもので、レーベルも独ヴァーティゴだったりします。
だからと言ってサウンドは正真正銘のブリティッシュ・ロックなので、そこらのBの字がするブリティッシュ・ロックが大好きな人には違和感なく聴けるんじゃないでしょうか。

で、そのサウンドというか、ジャンルの方はというと、ちょっとプログレがかったハード・ロック・バンドって感じでしょうかね。
あるいはちょっとハード・ロックがかったプログレ・バンドかな?
まあ、ようするにプログレッシヴ・ハード・ロック・バンドなのでありますよ。

基本的にキーボードが中心のインストゥルメンタルに重点をおいたサウンドで、3曲の長尺ものとその他の小曲でアルバムが構成されてます。
長尺ものは1、5、7の3曲でオープニングの「Life Is Only」はいきなり約11分もする大作でアルバムが始まり、5曲目も約9分、7曲目は8分半という事になってて、この3曲がアルバムのメインという感じになってるかな。
また、インストゥルメンタルがサウンドの中心なだけあって、この3曲は当然、アルバムを通してみて演奏はなかなかしっかりしてますね。
特に私がお気に入りなオープニングの「Life Is Only」はかなり聴き応えのあるもので、キーボードとギターの暴れ具合に、この時代のブリティッシュ・バンドで良く聴かれる手数の多いドタバタ系のドラムがかなりカッコイイ。
それに完全なインストゥルメンタルでなく、ヴォーカル・パートもキッチリあるんですけど、このヴォーカルも目まぐるしい展開のサウンドになぜか合ってる感じで良いんですよね。
ヴォーカル自体は上手いってわけでなく、なんか投げやりというかヤケクソ気味に勢いだけで歌ってる感じなんですけど、コーラスも含め、なぜかカッコ良く聴こえてしまう。
そのあたりはなかなか不思議な感覚で、オーディンというバンド特有の持ち味なんかなーと思うね。

まあ、何はなくともこの曲が一番のハイライトかな。

もちろん他の長尺ものをそれなりに聴き応えがあって、5曲目の「Gemini」なんかはクォーターマスでお馴染みの名曲やし、ラストの「Clown」「Life Is Only」に負けないぐらいのカッコ良さがあるんですよね。
バックで目立たないようにしてるけど、実はアグレッシヴに鳴り響いてるギターが実に良いんですよね、コレが。
そうかと思えば4曲目の「Be The Man You Are」のようにアコースティックで、ほのぼの牧歌的なサウンドもあったりで、なかなか幅広いサウンドを見せてて、頑張ってる感じも良いかな。

これで歌さえ上手けりゃもっと良いアルバムになってたような気もするけど、まあこれも味と言えば味なんで、良しとしておきましょう。

という事で、まだまだ探せばB級やけどもカッコイイ、ブリティッシュ・ロックが眠ってるんやなーって事を、このオーディンを聴いて思いましたね。
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by sy_rock1009 | 2008-01-18 23:48 | 洋楽アルバム・70's
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