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前回は暑さを忘れるような…という風な事でシャーデーを取り上げたけども、今回はあえて暑い時だからこそ、熱い人の熱い音楽を紹介したいと思います。
という事で、アイルランドの熱血ギタリスト、ロリー・ギャラガーが74年に発表したソロ6作目で、ロリーの最高傑作とも言われるライヴ盤「IRISH TOUR」ですよ。 ●RORY GALLAGHER / IRISH TOUR ●ロリー・ギャラガー / ライヴ・イン・アイルランド 2.I Wonder Who 3.Tattoo'd Lady 4.Too Much Alcohol 5.As the Crow Flies 6.A Million Miles Away 7.Walk On Hot Coals 8.Who's That Coming? 9.Back On My Stompin' Ground (After Hours) 10.Maritime ロリー・ギャラガーのスタジオ盤の傑作と言えば多分、73年に発表された「TATTOO」になるかなーと思うんでけど、全てのアルバムの中での最高傑作となればやっぱりこの「IRISH TOUR」というライヴ盤になるかと思うんですよね。 ってか、これ以外に考えられない。 魂にまで響いてくるような熱血サウンド。 心を揺さぶるようなブルーズにかける情熱。 それにロリー・ギャラガーという人そのもののカッコよさ。 私的にはロック史上NO.1とまでは断言しないまでも、間違いなくロック史上最高峰に位置するぐらいのライヴ盤だと思っております。 とにかく泣きそうになるぐらいカッコイイんですよ。 それほどまでに最高のライヴ盤になったのには当時のアイルランドの事情があったのかも知れませんけど、この時期のアイルランドは紛争があったようで、そんなイヤな事を自分の演奏でちょっとでも忘れさせる事が出来ればという、ロリーの想いが反映されてるからなのかも知れません。 だから熱血で有名なロリーですが、いつも以上の熱血さがひしひしと伝わってくるものになってますよ。 とにかく1曲目から凄まじい演奏です。 イントロ部分でのギターや、ロリーのヴォーカルも良いけども、なにより途中で聴かせるスライドがめちゃくちゃカッコイイ。 この曲は「TATTOO」に収録されてる御馴染みの曲でもあるけど、ライヴ特有のいつもより高いテンションがオープニングから味わえますよ。 「TATTOO」に収録されてるもので他には3、6,8曲もそれに当たるけども、やっぱりこれらもスタジオ盤よりも高いテンションでカッコイイんですよね。 特に「Tattoo'd Lady」での熱いヴォーカルなんか、目を閉じたらチェックのシャツに塗装の剥げたボロボロのストラトキャスターを持ったロリーが、汗を飛び散らせて歌ってる様が浮かんでくるようですよ。 やっぱりこの熱さがロリーの魅力です。 「A Million Miles Away」もロリーの名曲として知られてるので当然のように良いし、「Walk On Hot Coals」の11分にも及ぶ激しい演奏も良いし、アルバムの最初から最後まで素晴らしい演奏で埋め尽くされてます。 2曲目にさりげなくマディー・ウォーターズのカバーがあるあたりもポイント高いですね。 ホント、この人はブルーズが好きなんやなー。 とにかくロリー・ギャラガーの熱いブルーズを堪能するならこのアルバムしかないでしょう。 もう、カッコイイという言葉しか出てきませんよ。 やっぱロリー・ギャラガー最高です!
by sy_rock1009
| 2007-09-05 21:40
| 洋楽アルバム・70's
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