マルチ・インストゥルメンタリスト、マイク・オールドフィールド
ヴァージン・レコードの記念すべき第一弾として発売された事で有名な今回のアルバムですけど、もっと有名なのが曲のイントロ部分が映画「エクソシスト」のテーマ曲として使われたって事でしょうかね。
という事で今回はマイク・オールドフィールドが73年に発表したデビュー・アルバムの「TUBULAR BELLS」でございまする。

●MIKE OLDFIELD / TUBULAR BELLS
●マイク・オールドフィールド / チューブラー・ベルズ


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Tracks
1.Tubular Bells, Part 1
2.Tubular Bells, Part 2










最初に書いたヴァージン・レコード第一弾っていうのと、映画「エクソシスト」云々というもの以外にこのアルバムでもう一つ有名な事が、マイク・オールドフィールドの強烈なこだわり三昧ってものがありますね。

そう、このアルバムはロック・ファンなら御存知のマイク・オールドフィールドが一人スタジオにこもって28種類の楽器を自ら演奏して、2000回以上のオーバーダビングを繰り返して完成させたという、気の遠くなるような作業の末に出来上がった代物なんです。
最後に管楽器、パーカッション・サウンド、それとコーラスを加えて9ヶ月もかけて完成したんですが、ボストンのトム・シュルツも真っ青なこだわりっぷり。
しかもアルバムが出た時は20歳になってまだ間もないので、レコーディング時は19歳って事になると思うんやけど、10代でここまでのこだわりを持ってる人は少ない気がするね。

まあ、デビュー自体はもっと早くからお姉ちゃんのサリー・オールドフィールドとサリアンジーというフォーク・デュオを結成してデビューしてたし、その後もケヴィン・エアーズのバックに参加して天才プレイヤーなんて評価もあったようなので、若くして実力も経験もあったから出来たこだわりとも言えるけど、それでもなかなか凄いこだわりというか、凄い完璧主義者っぷりである。

とにかく究極のオナニー・アルバムとも言えるのがこの「TUBULAR BELLS」なのだ。

だからアルバムの中身の方も凄い事になってて、パート1とパート2からなる48分の大作になってます。
もちろんレコードやったんでA面、B面と2つに分かれてるだけで、実際には全1曲という内容のアルバムになっておりますよ。
もう、これだけで「そんな長い曲聴けるかよ!」という感じに、だからプレグレは…っていう風に思われそうだったりしますが、実はかなり聴きやすいのがこのアルバムの大きなポイントなのであります。
確かに長いのは長いけど、プログレ特有のテクニカルで転調しまくる複雑な展開というものはなくて、良く言われてるのが牧歌的で単純なメロディの中にも奥深さがあるってものになってます。
音の広がりも十二分に堪能できるサウンドなんで、意外と曲の長さは気にならずに一気に聴けると思うんですよね。
しかも「エクソシスト」のホラーなイメージとは真逆で、ちょっと癒されるような雰囲気のサウンドで、何度も聴けたりしますよ。

という事で「エクソシスト」とかのイメージは聴く時には取っ払って、頭を空っぽにして聴いてみて欲しいですね。
映画の方は「TUBULAR BELLS」で効果が増したかも知れんけど、肝心のこっちのアルバムの方は「エクソシスト」に使われてしまったが為に(しかもホンの一部が)、間違ったイメージに捉えられるのが個人的にイヤ。

もう、普通に何も考えずに聴き入って欲しいです。
それぐらい素晴らしいアルバムなのでね。

で、この「TUBULAR BELLS」の流れはしばらく続いて、3枚目の「OMMADAWN」で頂点に達します。
なので「TUBULAR BELLS」を気に入ったら、是非とも「OMMADAWN」も一緒に聴いて欲しいもんでありますね。

とにかく最高の叙情的インストゥルメンタル・アルバムですよ、これは!
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by sy_rock1009 | 2007-08-18 23:15 | 洋楽アルバム・70's
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