ボン・ジョヴィの新しい第一歩
同じハード・ロックでも、この前のガンズがダーティーでちょっと悪っぽいイメージがあるのに対し、善良的なイメージがあるバンドと言えばやっぱりボン・ジョヴィでしょう。
というか、出てきた時は完全にアイドル扱いでしたけどね。
って事で今回はボン・ジョヴィの92年のアルバム「KEEP THE FAITH」です。

●BON JOVI / KEEP THE FAITH
●ボン・ジョヴィ / キープ・ザ・フェイス


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Tracks
 1.I Believe
 2.Keep The Faith
 3.I'll Sleep When I'm Dead
 4.In These Arms
 5.Bed Of Roses
 6.If I Was Your Mother
 7.Dry County
 8.Woman In Love
 9.Fear
10.I Want You
                            11.Blame It On The Love Of Rock & Roll
                            12.Little Bit Of Soul


今でこそボン・ジョヴィが好きな私ですけど、実は最初の頃、あんまり好きじゃありませんでした。

その理由はほとんどデフ・レパードの時と同じなんですけど、ハード・ロック・バンドというよりも、アイドル・グループ的な扱いがたまらんぐらいイヤやったんですよね。
確かにジョンやリッチーなんかはカッコイイからそうなっても仕方ないんかなーと思うけど、やっぱり70年代のあらゆる意味でヤバそうなロックが好きな私にとって、ボン・ジョヴィのように爽やかなのはちょっと違うなーと思ってたんですよね。
と言いながら曲自体は好きなのがあったりしたので、このへんはホント、デフ・レパードと同じような感じでもあったりします。

とまあ、そんなような状態がしばらく続いてたんですが、突然に私のボン・ジョヴィに対する考えをグラつかせたのが、今回の本題アルバム「KEEP THE FAITH」でした。
このアルバムを初めて聴いた時は正直まいった。
正確に言うとアルバム2曲目のタイトル・ナンバー「Keep The Faith」を初めて聴いた時まいった。
もう、ヤバイぐらいカッコイイと思ったね。

今までよりも凄味のあるジョンのヴォーカルやリッチーのギター・ソロはもちろん、曲そのものが明らかに過去のボン・ジョヴィとは違う。
重苦しい中にも鋭いキレがあるって感じですかね。
ボン・ジョヴィはボン・ジョヴィやけど、何て言うか全く新しいボン・ジョヴィというものを私的にこの曲で感じました。
と同時にボン・ジョヴィも変化を求めて新たな挑戦に出たんやなーと思ったりもしたね。
そういうところの姿勢が一気に私をボン・ジョヴィ好きにさせていきましたよ。

まあ、そのへんの変化は前作「NEW JERSEY」でのツアーの疲れや、メンバーのソロ活動、その末に起きた解散の危機という色んなゴタゴタを乗り越えた結果の変化と思うけど、とにかくボン・ジョヴィの新たな決意というものがビシバシ伝わってきます。
そのあたりは手を重ね合わせた暑苦しいまでの男汁全開ジャケット、それにアルバム・タイトルからもすぐに分かるけど、ジョン自身も髪を切ったりして、全てにおいて新しいボン・ジョヴィをスタートさせようとした、並々ならぬ強い信念を持って出来たものだと言えますね。

ですので、そんな強い思いを持って出来た結果からなのか、「Keep The Faith」という曲だけでなく、アルバム全体で今までのボン・ジョヴィとは違う重苦しさがあって、派手さの薄いものになってるので、聴き応えがあると感じる人が少ないかも?という欠点もこのアルバムにはあったりします。
そのあたりがグランジの時代に突入していたとはいえ、アルバム・チャートでも5位までという事になったのかも知れません。

でも、一曲一曲のクオリティはかなり高いと思うんですよね。
「Keep The Faith」はもちろん、「If I Was Your Mother」「Dry County」に、これまでのスタイルのような「In These Arms」と、どれも良い曲だと思います。
それに何といっても私的にボン・ジョヴィのバラードで一番だと思う「Bed Of Roses」があるんで、やっぱこのアルバムは最高だと思うんですよね。

これをきっかけにデビュー時には考えられへんかった事やけど、ライヴにも行ったりするようになってしまうぐらい私がボン・ジョヴィを好きになってしまったアルバムなんで、そういう思い入れが強いからってのもあると思うけど、このアルバムこそボン・ジョヴィの最高傑作だと私は今でも思ってます。

完全にボン・ジョヴィはここでアイドルではなくなったけど、そういう変化を求める姿勢は結構、私は好きですね。
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by sy_rock1009 | 2007-07-31 23:04 | 洋楽アルバム・90's
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