No more of that jazz
ちょっとマニアックなアルバムばっかりも何なんで、たまにはメジャーどころのアルバムでも私なりにではありますけど書いてしまいます。
という事で今日はいきなりの直球ド真ん中クラスのメジャーどころであるクイーンなんですけど、そのクイーンの78年のアルバム「JAZZ」でございます。

●QUEEN / JAZZ
●クイーン / ジャズ


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Tracks
 1.Mustapha
 2.Fat Bottomed Girls
 3.Jealousy
 4.Bicycle Race
 5.If You Can't Beat Them
 6.Let Me Entertain You
 7.Dead On Time
 8.In Only Seven Days
 9.Dreamer's Ball
10.Fun It
                      11.Leaving Home Ain't Easy
                      12.Don't Stop Me Now
                      13.More Of That Jazz


確かに今回取り上げるバンドは超メジャーなクイーンではあるけども、よりによってアルバムの方は「JAZZ」かよ!と、長年のクイーン・ファンの人に突っ込まれそうですな。
ファンの間では最高傑作と言われてる「QUEENⅡ」か、あるいは20世紀を代表する名曲「Bohemian Rhapsody」が収録されてる「A NIGHT AT THE OPERA」、それか80年代の半ば以降やったら「A KIND OF MAGIC」やったり、実質的なラスト・アルバムの「INNUENDO」あたりなんかが特に人気のあるアルバムかとは思うんですよね。

だからクイーンで一番好きなアルバムは?と聞かれても「JAZZ」と答える人はそんなに多くはないのかも知れんけど、実は私こそが「JAZZ」と答える人だったりします。
やっぱ、ちょっとひねくれてるかなー?
でも、私が一番最初に聴いたクイーンのアルバムがこの「JAZZ」なんで、どうしても思い入れも強く一番好きなアルバムとなってしまうんですよねー。
確かに「QUEENⅡ」とかもスッゲー好きですけどね。

そんな訳で私が大好きな「JAZZ」なんですけど、とりあえずオープニングからして強烈なインパクトで、いきなりグッとアルバムに引き込まれてしまいます。
他のバンドでもそうやけどクイーンの場合は特にそうで、どのアルバムでもオープニングはノリが良く個性の強いナンバーでインパクトを与えるってのが多いけど、このアルバムのオープニング「Mustapha」はそんなクイーンの歴代オープニング・ナンバーの中でもアクが強すぎるアラビア~ン調のロックになっている。
歌詞には”Not in English”って書かれてるからどんな曲なんかと思ったら、いきなり「イ~~ブラヒ~ム」ってアラビア語で歌って何の事か分からんし、ブライアンのギターも唐突にアラビアチックなフレーズで畳み掛けてくるしで、とにかく良く分からん。
でも一つだけ分かるのは、それでもこの「Mustapha」って曲がめちゃくちゃカッコイイって事だったりします。
同じアラビア調の曲でもレッド・ツェッペリンの「Kashmir」みたいに緻密な感じはなく、とりあえず勢いだけで突っ走ってみましたって感じがカッコよすぎる。
色んなスタイルの音楽を作る、ある意味、節操のないところもクイーンの魅力かと思うけど、この曲もそんなクイーンの節操のないところが良い具合に出てますね。
とにかくカッコイイ!

でも他にもカッコイイ曲がこのアルバムにはあって、続く「Fat Bottomed Girls」は初期から続いてたクイーンらしいロック・ナンバーになってますね。
そこらへんは初期の頃だったプロデュ-サーとこのアルバムで再び手を組んだ影響かも知れんけど、馴染みやすい曲ですよ。
馴染みやすいと言えば「If You Can't Beat Them」もそれに当たる、軽快なロック・ナンバーになってます。
この2曲はかなり聴きやすいですね。

また同じロック・ナンバーでも4,6,7、12あたりは力の入ったロックになってますね。
4と12はシングルにもなっててテレビなんかでも良く流れるから説明不要やけど、6,7あたりは典型的なアルバムの中の佳作って感じで、小気味の良いロックなんですよね。
特に7の「Dead On Time」は終始走りっぱなしで、メンバー全員がやたら攻撃的に攻めてる、めちゃ渋いハード・ロックになってます。
最後はカミナリの効果音で締める訳分からん加減も最高。
ちなみにレコードではこの曲からB面が始まるけど、A面ともにインパクト大なオープニングで始まるのも私が「JAZZ」の好きなところなのだ。

で、そんな激しい「Dead On Time」に続いての「In Only Seven Days」は対照的にしっとりした曲になってます。
このへんの落差もかなり好きなんですよね。
フレディの声が爽やかで、なんとも言えん曲です。
でも、なんとも言えん曲となれば3曲目の「Jealousy」ですね。
ホロッと泣ける、そんなフレディのヴォーカルが堪能出来ます。
これこそクイーン屈指の名バラードですよ。

他にもファンクっぽい「Fun It」があったり、最後の「More Of That Jazz」ではそんなバラエティに富んだこれまでの曲がフラッシュバックされるように次々流れ、唐突に終わるという感じにアルバムを締めてます。
とにかく最初から最後まで飽きのこないアルバムだと思うんですよね。
また、どの曲も3,4分台というコンパクトな作りも、聴きやすさという点では良いと思う。

やっぱ良いアルバムですよ、この「JAZZ」は。

”JAZZ”って意味は音楽のジャンルの事じゃなく、ここでは”たわ言”とか”無駄口”って意味らしいけど、私的にはアレコレ無駄口叩かずに、とりあえず聴いてみて下さいといった感じですね。
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by sy_rock1009 | 2007-05-06 20:52 | 洋楽アルバム・70's
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