ハード・プログレッシヴ・ロック、クォーターマス
ギター・レスのキーボードを主体にしたトリオ・バンドという事で、エマーソン・レイク&パーマーのようなバンドかなーって感じもさせたりするけど、実はちょっと違うってのがこのクォーターマスってバンドであったりします。
確かにプログレッシヴなところもあるけど、基本はハード・ロックで、他にも色んな要素がてんこ盛りという、少しブリティッシュ・ロックの中でも異彩を放つ存在でしょうか。
という事で、今回はそんなクォーターマス唯一となる70年発表のアルバムです。

QUATERMASS / QUATERMASS
●クォーターマス / クォーターマス


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Tracks
1.Entropy
2.Black Sheep Of The Family
3.Post War Saturday Echo
4.Good Lord Knows
5.Up On The Ground
6.Gemini
7.Make Up Your Mind
8.Laughin' Tackle
9.Entropy



イアン・ギランとロジャー・グローヴァーの2人はディープ・パープル加入前にエピソード・シックスというバンドに在籍していたんですど、その2人がパープルに加入するという事で、代わるようにエピソード・シックスに加わったのがジョン・グスタフソンという人であります。
で、その時に知り合ったミック・アンダーウッドとピート・ロビンソンという2人を加えて、ジョン・グスタフソンが中心となって新たに結成したのが、このクォーターマスというバンドのようです。

って事でメンバーはもちろんジョン・グスタフソン(vo,b)、ミック・アンダーウッド(ds)、そしてピート・ロビンソン(key)というトリオ・バンド構成になっております。

サウンドの方ですけどエピソード・シックスから派生したってのと、リッチー・ブラックモアがお気に入りでレインボーのデビュー・アルバムで「Black Sheep Of The Family」をカバーしたというのもあって、ディープ・パープルみたいなハード・ロック・バンドかと思わせてしまいますが、実はそうではないのがクォーターマスというバンドですよ。
もちろんはじめに書いたようにエマーソン・レイク&パーマーとも違う。
確かに「Black Sheep Of The Family」は非常に小気味の良いハード・ロックで、ギターのないパープル・サウンドって感じがしますが、このクォーターマスは他にも色んな要素があったりするんですよね。
オープニングはクラシックっぽいし、かと思えば4曲目の「Good Lord Knows」はかなりプログレっぽいアプローチやったり、他にもブルーズ、ジャズと基本はハード・ロックですけど、結構やりたい放題。
それにストリングス奏者&アレンジャーとして有名なポール・バックマスターが参加していて、オーケストラなんかも使用してるので、なかなか他のバンドにはないぞ!というメンバーの意気込みが伝わってきそうな、ちょっと新鮮なアルバムになってますね。

それにメンバーの演奏は相当高いもんがあるし、作曲やアレンジ面なんかも、なかなか光るものがあるのも良いです。
ヒプノシスがデザインしたジャケットは何となく無機質な感じですけど、実際の中身は色んな表情が見えるサウンドって感じがしますね。
やっぱこのアルバムもハード・ロック・ファンならお薦めであります。

約10分ある「Post War Saturday Echo」なんかは間違いなく名曲。

ちなみに「Gemini」という曲が私は好きで、オーディンというバンドがこの曲を取り上げてるという事で、この前そのオーディンのレコードを見つけたので思わず手に入れました。

b0054129_2181676.jpgそれが←なんですけど、クォーターマスに比べてヴォーカルがかなり弱い感じがして、そういう意味で曲だけじゃなくヴォーカルもなかなか良いもんがあるなーと、改めてクォーターマスのレベルの高さを思い知った感じでございます。

でもオーディンの方も基本インスト・メインって事もあって、全体的にはそれなりに聴ける感じでよかったかな。
だからと言って別にオーディンは薦めるつもりはないけども…。

まあ、物好きな人は両方のアルバムを手に入れて聴き比べてみましょう。
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by sy_rock1009 | 2007-04-26 21:11 | 洋楽アルバム・70's
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