プロコル・ハルムの気品漂うアルバム
プロコル・ハルムと言うと一般的に「A Whiter Shade Of Pale」(邦題「青い影」)という曲のイメージだけがズンズンと先行していってるが、アルバムの方も良いのが結構揃ってたりするんですよね。
中でもこの73年のアルバム「GRAND HOTEL」はサイコー。
間違いなくプロコル・ハルムの最高傑作でしょう。

●PROCOL HARUM / GRAND HOTEL
●プロコル・ハルム / グランド・ホテル


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Tracks
1.Grand Hotel
2.Toujours L'Amour
3.A Rum Tale
4.T.V. Ceasar
5.A Souvenir Of London
6.Bringing Home The Bacon
7.For Liquorice John
8.Fires (Which Burnt Brightly)
9.Robert's Box



67年にデビューして、この「GRAND HOTEL」が7作目という事なんで、一年に一枚のハイペースでアルバムを出してるプロコル・ハルム。
今の時代じゃまず有り得へん事やけど、まあ、それは別としてプロコル・ハルムのアルバムは基本的にはどれもクラシカル路線のロック、あるいはプログレッシヴ・ロックってものになっております。
途中でちょっとハードなギターで骨太ロックをやったりした時期もあったけど、基本的にはクラシック・ロックって感じですね。
バンドの初期はゲイリー・ブルッカーのピアノと、マシュー・フィッシャーのオルガンという2つのキーボードを主体に、そういうクラシカルなロックをやってたけど、マシュー・フィッシャーが脱退したり、他にもチョコッとメンバー交代があったりで、一時はクラシカル要素が弱まった時期もある。
でもオーケストラや合唱団とコラボした72年のライヴ盤で、やっぱワシらの進む方向性はこっちやで!ってな感じに、クラシカルなアプローチを極めて、プロコル・ハルムの実力が一番発揮されたのが、この「GRAND HOTEL」ってアルバムだと思いますよ。

この時のメンバーはゲイリー・ブルッカー(vo,p)、ミック・グラハム(g)、B.J.ウィルソン(ds)、アラン・カートライト(b)、クリス・コッピング(b,org)、そしてデビュー時からバンドに詞をしているキース・リードという感じになってるが、このアルバムのレコーディングでギターを弾いてるのはミック・グラハムjななく、前任のデイヴ・ボールとなってます。
まあ、そんな細かい事はどうでもええな。

で、このアルバムなんですけど、中世の貴族的ムードと高貴で何となくノスタルジックな
世界観を再現したトータル・コンセプトになってます。
しかもイギリスのバンドらしくちょっと謎めいた空気も漂わせながら、独特の気品や色気を感じさせる音でアルバム全体を表現してますよ。
簡単かつ臭いセリフで例えると、サウンドが優雅にダンスしております。
って思わすぐらい心地がよろしおまっせ。

69年のアルバム「A SALTY DOG」こそが最高傑作とも言われたりしてるが、やっぱ私的には「GRAND HOTEL」が一番だと思う。
まあ、どれが最高傑作とかは聴く人の好みによるから、あんまどうでも良い感じではあるけど、とにかく聴いた事のない人にはお薦めの一枚ですね。
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by sy_rock1009 | 2006-08-12 23:40 | 洋楽アルバム・70's
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