90年代の隠れた名盤かな?
イギリスはマンチェスター東部出身のジェイミー・ハーディング率いるマリオンというバンドの事をどれだけの人が知っているのかは謎やけど、90年代の半ばから後半にかけて、なかなかにしてマニアックな人気を誇っておりました。
ひょっとしたらイギリスよりも日本での方がそういう人が多かったかも?
って事で、今回はマリオンの2枚目のアルバム「THE PROGRAM」(98年)です。

●MARION / THE PROGRAM
●マリオン / ザ・プログラム


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Tracks
 1.The Smile
 2.Miyako Hideaway [Full Length Mix]
 3.Sparkle
 4.Is That So?
 5.What Are We Waiting For?
 6.Strangers
 7.The Powder Room Plan
 8.The Program
 9.All Of These Days
10.Comeback


マリオンはジェイミー・ハーディング(vo)、フィル・カニンガム(g)、トニー・グランサム(g)、ニック・ギルバート(b)、ムラッド・ムーサ(dr)という5人からなるバンドなんですけど、このアルバムの時点でもジェイミーはまだ22歳と結構若いバンドです。
でも若いからと言って音はしっかりとしてるし、なによりジェイミー・ハーディングのヴォーカルは特筆すべきものがありますよ。
ハイトーンでしなやか、裏声の使い方も上手くて、ちょい妖艶な声をしております。
やっぱこのヴォーカルなくしてマリオンは語れない!
感じで言うとマリオンに少し遅れてデビューしたマンサンのヴォーカル、ポール・ドレイバーに歌い方も声も似ている。
ポール・ドレイバーの方がほんのちょっと粘りっこい歌い方だが、裏声の感じとかも共通するものがあるし、お互い自己破壊的な雰囲気も似ていますね。
だからマンサンが好きやった人はマリオンも恐らく気に入ると思いますよ。

それにサウンドも似た感じがある。
どっちも繊細さとダイナミックさを兼ね備えたところや、ギターの疾走感といったところが、しなやかなヴォーカル同様、共通するものがあるよ。
とにかくマリオンとマンサンは共通点が多い(気がする…)。

だた、このマリオンの2枚目ではサウンド面でちょっと違いが出てます。
それは間違いなくジョニー・マーによってなんですが、このアルバムのプロデュースだけじゃなく、ギターやキーボードでの参加もしているので、1stよりも音に断然厚みが出てる。
プロデューサー自らプレイヤーとして加わるってのは、なかなか珍しい事やけども、それだけジョニー・マーが本気やったという証拠なんでしょうね。
それにメンバーもマンチェスターの先輩である、ザ・スミスの大ファンのようだし、ジョニー・マーがプレイヤーとして参加する事はかなり嬉しかったんじゃないでしょうか。

もともと演奏能力はそれなりに高かったマリオンですけど、そこにあのジョニー・マーが加わったサウンドは間違いなくマリオンにとってプラスとなっていますね。
派手さはないけど、音の一つ一つにキメの細かさがでているような美メロで、全編に渡ってなかなか聴き応えがあります。
やっぱマリオン最高ッス!
ここらへんのマリオンの良さは先行シングルとなった「Miyako Hideaway」を聴くだけでも十分に分かりますよ。
シンプルな構成なんですけど、起伏のあるサウンドが素晴らしく、そこにジェイミー・ハーディングのしなやかで表現力の高いヴォーカルが絡んだこの曲は、もう鬼に金棒状態。
こりゃ、たまらんわ!
アルバム全体としてはちょっと単調な部分もあるけど、それでも良いアルバムと思うね。

惜しくもこのアルバムの後に解散してしまったが、機会があれば聴いて欲しいですね~。
でも、とっくの昔に廃盤となってる代物なんですけど…。
ちなみにフィル・カニンガムはその後、ニュー・オーダーに加入してますよ。
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by sy_rock1009 | 2006-06-14 21:43 | 洋楽アルバム・90's
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