ニール・ヤングのロック魂
例え見てくれが悪くても、例え誤解を生むようなエキセントリックな言動をしようとも、自己に忠実であり続けるニール・ヤングの姿勢が私にとってはお気に入りであります。
今回はそんなニール・ヤングがCSN&Yとしての活動と並行して発表したソロ3作目となる
70年の「AFTER THE GOLD RUSH」です。

●NEIL YOUNG / AFTER THE GOLD RUSH
●ニール・ヤング / アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ


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Tracks
 1.Tell Me Why
 2.After the Gold Rush
 3.Only Love Can Break Your Heart
 4.Southern Man
 5.Till the Morning Comes
 6.Oh, Lonesome Me
 7.Don't Let It Bring You Down
 8.Birds
 9.When You Dance You Can Really Love
10.I Believe in You
                           11.Cripple Creek Ferry


まずニール・ヤングって人はどういうお方なんでしょう?
詩人?思想家?哲学者?
色々な表現をされる彼は、90年代にはグランジ・オルタナティヴ系のバンドがこぞってニール・ヤングからの影響をサウンドで表現したりで”グランジの親玉”なんて呼ばれ方をされたりもした。
でも、例え色んな呼ばれ方をされようがニール・ヤングの基本はロックン・ローラー。
ブルーズやロカビリーなど音楽スタイルがコロコロ変わって、時にはテクノに走ったりしようとも、やっぱりこの人はロックン・ローラーなんですよ。
そういう常に変わらぬロック魂の炸裂具合が、私のニール・ヤングが好きなところなのだ。
だからニール・ヤングを表現するならロックン・ローラー!
これしかないでしょう。

何かこれで思う事は書いた感じなんで、もう終わっても良いような気もするけど、やっぱりもうちょっと書いておかないといけないでしょう。
って事で、まずニール・ヤングの最大の特徴は”声”でありますね。
1km先からでも聞き分けられる独特の優しいハイトーン・ヴォイスが、とにかく素晴らしい。
名曲はより名曲に、凡曲でさえも名曲に押し上げるだけの力をこの声は持っている。
この感覚は私にとってジョン・レノンと共通するかな。
ジョンも極端に言うと、あの声だけで全てを補えるだけの力を持ってるもんね。
そんな素晴らしい声を素晴らしい楽曲に乗せて初めて表現出来たソロ・アルバムが長い前置きとなったこの「AFTER THE GOLD RUSH」でしょうか。
一般的には次のアルバム「HARVEST」こそがニール・ヤングの代表作として知られるけども、こっちも素晴らしいアルバムです。

その素晴らしいアルバムの中でも、やっぱり「Southern Man」は出色の出来です。
後にレイナード・スキナードがアンサーソングとして「Sweet Home Alabama」をヒットさせた事でも知られる「Southern Man」ですが、強いメッセージをニール・ヤングのヒステリックなまでの金切りハイトーン・ヴォイスで歌い上げてる様は強烈。
それに呼応するかのようなヘヴィなギターも最高です。
間違いなくこのアルバムの代表曲です。
かと思えばタイトル・ナンバーである2曲目の「After the Gold Rush」では、やたら優しい声でしっとり歌い上げていて、心に染み入って来るようなんですよね。
声だけでなく、この静と動の落差もニール・ヤングの魅力です。
まあ、生粋のマーティン・ユーザーなのでアコースティック中心で静の部分がほとんどだが、たまに見せるハードさがより良い対比になるんですよね。
だから最初にロックン・ローラーと書いたのでバリバリのロック・ナンバーがあると思って聴かれると、間違いなく肩透かしを食らうと思うので、知らない人でこれから聴いてみようと思う人は気をつけましょう。
あくまでニール・ヤング自身の、かたくなまでに自己に忠実であり続ける姿が、私的にはそう思っただけなので。
基本しっとり、時にエグるハードさを堪能してくれるとファンとしては嬉しく思います。
機会があればニール・ヤングを聴いて下さいね。

何か久しぶりのベタ褒め記事だな…。
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by sy_rock1009 | 2006-04-07 23:32 | 洋楽アルバム・70's
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