人気ブログランキング | 話題のタグを見る
トーンの魔術師
●エリック・ジョンソン(Eric Johnson)
●1954年8月17日生まれ アメリカ出身


トーンの魔術師_b0054129_22252.jpg幅広い知名度を誇るってわけじゃないけども、安定したバッキングに流麗なソロ、そして速弾きまで何でもこなせてしまう超一流のギタリスト、エリック・ジョンソンは1954年8月17日、アメリカはテキサス州のオースティンにて誕生する。
エリックも他の多くのギタリスト同様、ジミ・ヘンドリックスの影響を受けているが、それ以外にもウェス・モンゴメリーなども好んでいたようで、そのあたりの幅広い音楽的趣向が後の自身のプレイに出ているのかも知れない。

74年にプロとしてのキャリアをスタートさせるが、
しばらくはスタジオ・ミュージシャンとして活動。
そこでキャロル・キングやクリストファー・クロスのバックを務めたりして着実に実力と知名度を上げていったエリックが、満を持してソロ・デビューを果たしたのが86年のこと。
そのデビュー・アルバム「TONES」はグラミー賞にノミネートされるなど、一流のスタジオ・ミュージシャンから、一流のソロ・ミュージシャンへと知られるきっかけになる。
90年に発表した2枚目「AH VIA MUSICOM」ではグラミーを獲得し、その後もアルバムの発表やジョー・サトリアーニのG3でのパフォーマンスなど、現在も活躍中なのだ。

その容姿から”エリック王子”なんて呼ばれたりもするが、現在も50歳を越えているとは思えない若さで、王子って呼ばれるのも何となく分かる気がするエリック・ジョンソン。
そして、同じミュージシャン達からも最大級の賛辞を贈られ尊敬されている、まさにミュージシャンズ・ミュージシャンなエリック・ジョンソン。
当たり前のように私も大好きなんだよなー!
大概のギタリストってのは強いこだわりってものがあると思うんだが、この人もただならぬ強いこだわりをもっていて、愛器であるストラトキャスターの調節や改造から、アンプ&エフェクターのセットアップに至るまで、すべてにこだわる。
ストラトキャスターで言うとピックアップなどの改造はもちろん、スプリングや弦のブリッジ駒の細かい部分にまでこだわり、さらにエフェクターに使用する電池にまでこだわる。
あげくには音の響きを考えるあまり、ステージでエフェクターを乗せるベニヤ板にまでこだわる始末。
スゲー!スゲーよ、エリック王子!!
でも、そこまでこだわるからこそエリックにしか出せないマイルドなギター・トーンが可能なのも事実であります。
そう、エリックと言えば、あの珠玉のトーン奏法を確立した人なのだ。
だから、我々のよなギター・フリークはもちろん、同じ玄人筋からのミュージシャンからも
絶賛されるのでしょう。
テクニックも凄いし、最初にも書いたがバッキングの正確さと言い、オール・ジャンルで何でも弾きこなしてしまう凄いギタリストなのだ。

まさにトーンの魔術師、エリック・ジョンソン。
これからも今まで同様、応援いたしますゾ!
by sy_rock1009 | 2006-02-22 22:50 | ギタリスト列伝
<< 誕生日ですなー。 ラヴ・メタルってなんじゃい! >>