涙の乗車券という邦題はともかく…。
ジョンいわく「ヘヴィー・メタルのレコードとしては最も初期の1枚」と言ったのが、今日と同じ2月15日に発売されたシングル「Ticket To Ride」(65年)であります。
どこがどうヘヴィー・メタルなんか分からんけど、本人が言うんだからそうなんでしょう。

確かにギター・リフとドラムを軸にしたサウンドは「I Feel Fine」と並んで初期のビートルズではヘヴィーなものかも知れませんが、私にとってはこの曲がヘヴィーがどうのこうのって言うのは関係なく好きだったりします。
まあ、基本的にビートルズの曲は全部好きなんで当たり前ですけど…。

この曲のリード・ギターは若干ぎこちなさがあるんだが、それもそのはず、この曲ではなぜかジョージでなくポールが担当している。
理由はジョージが12弦ギターを弾いているからなのか、ただ単にポールが弾いてみたかったのか、はっきりした理由は分からんが、「Ticket To Ride」のリード・ギターはこのぎこちなさが良く合う。

ビートルズっていうかジョンは基本的に適当なところがあって、「A Hard Day's Night」「Anytime At All」では、自分で作った曲のクセに一部のパートでキーが高くて歌えないって理由で代わりにポールに歌ってもらったり、せっかく出来上がった「No Replay」って名曲を簡単にトミー・クイックリーに提供したり(この人は録音したが結局発表してない。おまけに他人に提供と言えばポールの方が上で、ビリー・J・クレイマーやメリー・ホプキンにいとも簡単に曲を提供している。ビートルズとして発表したらもっと数段上に仕上げられたはずやのに…。)、あげくに「Please Please Me」では歌詞は間違えてるは、ステレオ・バージョンに至っては例の「カモン!カモン!」を笑いながら歌ってるし、かなり適当です。

しかしビートルズとは恐ろしい!
考えて行動を起こした事はもちろん、意図せず適当にやった事でも、何でもかんでも良い方に転がってしまう。
ビートルズにとって偶然も必然なのだ。
だから「Ticket To Ride」という曲も、このポールのぎこちないリードがなくてはならないものになっている。
それにジョンの2度出す「アア~」という甘え声。
もう、名曲としか言いようがない!

だからビートルズはやめられない。
そして、おもしろいのだ。

ちなみにこの65年の2月15日という日は、ジョンが運転免許を取得した日でもある。
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by sy_rock1009 | 2006-02-15 22:31 | ザ・ビートルズ
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