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エスニック・ハード・ロックのジェイド・ウォリアー
サイケ・ポップなバンドだったジュライの元メンバー、トニー・デューイグとジョン・フィールドを中心にイギリスで結成されたのがジェイド・ウォリアーというバンドだ。
今回はそんなジェイド・ウォリアーの2枚目となる71年のアルバム「RELEASED」を紹介するんですが、雰囲気からも分かるようにマニアックなバンドです。
つまりB級バンドなのだよ、ドゥー・ユゥー・アンダスタンンンンドゥッ!
(by イエロー・テンパランス)
しかし、ジョジョ好きだなー、オレ…。

●JADE WARRIOR / RELEASED
●ジェイド・ウォリアー / リリースド


エスニック・ハード・ロックのジェイド・ウォリアー_b0054129_201231.jpg
Tracks
1. Three-Horned Dragon King
2. Eyes On You
3. Bride Of Summer
4. Water Curtain Cave
5. Minnamoto's Dream
6. We Have Reason To Believe
7. Barazinbar
8. Yellow Eyes




タイトルにエスニック・ハード・ロックと書いたものの、サイケっぽい要素や、プログレっぽい要素もある。
かと思えばジャズ的でもあるし、オリエンタルで異国情緒を感じさせる要素もある。
言ってみれば、ごちゃまぜハード・ロックって感じです。
それでもエスニック・ハード・ロックと一まとめにして呼ばれるのは、このバンドのオリエンタルさと、独特なバンド編成からだと思う。
ジェイド・ウォリアーの編成なんだが、まずギター+ベースとある。
ここまでは全然、普通ですね。
その次に来るのが、コンガ。
さらにブラスとなっている。
そう、まさかのギター+ベース+コンガ+ブラスという変態編成なのだ。
一応ドラムもあるが、ゲストとしての参加になっている。
思わず「ドラムとコンガ逆ちゃうか?コンガがゲストやったら分かるけど…」とツッコミたくなってしまうが、このバンドはそういう編成なので仕方ない。
そう言えばサックスもゲストとして参加している。

だが、ジェイド・ウォリアーの良いところは、こんな編成で、しかもごちゃまぜ要素なスタイルのわりに、しっかりハード・ロックになっているところが実に良い。
それも結構ヘヴィで、このあたりはさすがブリティッシュ・バンドやなーと唸ってしまう。
ブルージーな曲はよりロック的に攻めたり、アップテンポなナンバーは、歯切れの良い
リズミカルなテンポで攻めたりと、全体的にメリハリが利いていてバランスが良いです。
1曲目の「Three-Horned Dragon King」がこのアルバムで1,2の人気ナンバーだと思うが、この曲を聴いただけでもジェイド・ウォリアーのバランスの良さが味わえる。
ですのでブリティッシュ・ロック・ファンには、かなりお薦めです。
今は紙ジャケでも発売されてるので、思い切って買ってしまうのも良いかもですよ。
確かボーナス・トラックも1曲追加されてたように思うし。

ちなみに紙ジャケでも当然再現されているが、このアルバムは6面折り畳みの特殊ジャケットになっている。
以前にここで書いたベガース・オペラの「PATHFINDER」も同じ6面折り畳みジャケットやったけども、このアルバムもそれと一緒なのだ。
せっかくなので広げたものをお見せすると、こんな感じになっている。
エスニック・ハード・ロックのジェイド・ウォリアー_b0054129_2011376.jpg
ベガーズもそうだったが、この2つは同じヴァーティゴ・レーベルの作品で、ブリティッシュ・ロック・ファンには非常に馴染み深いレーベルです。
屈強なB級バンドが目白押しで、大好きなんだなー。
by sy_rock1009 | 2006-01-22 20:24 | 洋楽アルバム・70's
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