ジェントル・ジャイアント「OCTOPUS」
シャルマン3兄弟を中心にイギリスで結成されたジェントル・ジャイアント。
6人編成という、ちょっと大所帯のプログレ・バンドではあるが、変拍子のリズムを主体に、各メンバー共に相当のテクニックを持ち合わせており、一部では熱狂的なファンもいる。
(でも、一般的には当然ながらマニアックな存在です…)。
今回はそんなジェントル・ジャイアントの初期の名作であり、代表作でもある72年に発表した4作目のアルバム「OCTOPUS」でございます。

●GENTLE GIANT / OCTOPUS
●ジェントル・ジャイアント / オクトパス


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Tracks
1.The Advent Of Panurge
2.Raconteur Troubadour
3.A Cry For Everyone
4.Knots
5.The Boys In The Band
6.Dog's Life
7.Think Of Me With Kindness
8.River




アルバム名が「OCTOPUS」なだけに、タコの絵という、まさに「そのままやんけ!」
ツッコミたくなるようなジャケットの本作。
そんな藤川球児ばりの直球ど真ん中勝負の分かりやすいジャケットをデザインをしたのは、ここでも何度か名前が出てきてるロジャー・ディーンで、お決まりとも言えるワンパターンな構図となってますね。
でもアメリカ盤は同じものではなく、ジェフ・ベックの「BLOW BY BLOW」などのデザインで有名なジョン・バーグのジャケットに変更されている。b0054129_20305854.jpg

ちなみにコレがアメリカ盤→

アメリカ盤もやっぱりタコでした。
しかも瓶詰めの、結構リアルなタコで、ちょっとイヤかも…。


まあ、ジャケットの話はここらで止めるとして、このアルバムはブリティッシュ・バンドらしい繊細なコーラスもあり、サウンド面でもヘヴィなリフを主体としたサウンドもあり、変拍子を組み合わせた複雑なものまであったりと、様々な楽器を駆使したかなりバラエティに
富んだアルバムになっております。
メンバーはフィル(sax,recorder,vo)、デレク(vo,b)、レイ(b,vln,vo)のシャルマン
3兄弟に、ゲイリー・グリーン(g)、ケリー・ミネア(key,vo,cello)、そしてこのアルバム
から新たに加入した3代目ドラマーのジョン・ウェザーズ(ds)という6人バンドだ。
使用楽器も主なものだけ書いたが、他にもトランペットやモーグなど、ホント様々な楽器を用いてるのがジェントル・ジャイアントの特徴である。
それほどまでに多くの楽器を、しかも6人編成というプログレ・バンドが楽曲として表現してるとなると、絶対に長い曲があるんやろなーと思わせるかも知れんが、どの曲も意外と
コンパクトに収まっていたりする。
一番長い最後の「River」でも5分52秒という長さだ。
他はだいたい4分台で、なかには3分台前半の曲まである。
じゃあ、結構聴きやすいのかと言うと、やっぱりそうでないのがこのバンドの難しいところでもあるんだなー。
あまりにも変拍子を駆使しすぎてて、まず初心者にはついていけない恐れがあるってのが原因だと思うが、その代表的な曲が「The Boys In The Band」かな。
この曲は様々な楽器が複雑な変拍子で組み合わさったインストゥルメンタル・ナンバーで、ただでさえとっつきにくいインストゥルメンタルが、変拍子の連続になってるわけで、
間違いなく一般受けはせんでしょう。
でも、逆にこれが気に入れば、確実にジェントル・ジャイアントのサウンドはハマると思う。
もともとテクニックは凄いし、「The Advent Of Panurge」「Knots」で見せるヘヴィなリフと繊細なコーラスはブリティッシュ・ロックの伝統的スタイルとも言えるものやしね。
そういう意味では本質的に聴きやすいと言えなくもないかな?
と言いながら彼らが一番受け入れられたのはイタリアなんで、その時点でやっぱり一般受けじゃないと言えるかも?
ん~、段々と何を言ってるか、よう分からんようになってきた。

まあ、とにかくこのバンドは変拍子サウンドが特徴という事ですわ。
そんな変拍子を駆使したジェントル・ジャイアント、私は好きですねー。
機会があれば聴いて下され(無理に聴く必要はないけど…)。

ちなみにこのアルバムを最後にシャルマン3兄弟の長男であるフィルは脱退し、次からは5人編成となってしまう。
これは6人編成最後のアルバムだ。
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by sy_rock1009 | 2006-01-06 20:50 | 洋楽アルバム・70's
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