「童夢」という邦題が良い!
イギリスはバーミンガム出身の大物バンドなわりに何となく控え目な存在感が漂う
プログレッシヴ・ロック・バンド、ムーディー・ブルース。
今回はそんなムーディーズの最高傑作と一般には言われてる、71年発表のコチラの
アルバム「EVERY GOOD BOY DESERVES FAVOUR」を紹介です。

●MOODY BLUES / EVERY GOOD BOY DESERVES FAVOUR
●ムーディー・ブルース / 童夢


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Tracks
1.Procession
2.The Story In Your Eyes
3.Our Guessing Game
4.Emily's Song
5.After You Came
6.One More Time To Live
7.Nice To Be Here
8.You Can Never Go Home
9.My Song



64年にデビューしたムーディーズはストーンズやキンクスと並ぶ最古参的存在のバンドである。
デビュー当初は後にポール・マッカートニー&ウィングスに参加するデニー・レインを中心とするR&Bバンドだったが、67年の「DAYS OF FUTURE PASSED」を機にロックとクラシックを融合したスケールの大きなサウンド作りに成功。
アルバムは「Nights In White Satin」といったシングル・ヒットも生まれ大ヒットするが、まさにプログレの夜明けを告げるといったアルバムである。
その後もヒット・アルバムを連発するんだが、何と言ってもムーディーズの地位を不動にしたのが、今回のこの「EVERY GOOD BOY DESERVES FAVOUR」でしょ。

アルバム・タイトルの頭文字の<EGBDF>は音楽コードを表している本作は、まるで
絵本の表紙のような幻想的なジャケットや、効果的なSEの音を加えての場面描写を行うなど、”天地創造”というスケールの大きいテーマを取り上げているわりに、収録曲全てが緻密に練り上げられ、それでいて親しみやすいメロディーで聴きやすい。
クラシックと民俗音楽を合わせたようなオープニング・ナンバーは、ジャケットが醸し出す
幻想的な雰囲気をそのまま曲にしたような感じで、このアルバムのオープニングとして、まさに最適とも言える曲である。
2曲目「The Story In Your Eyes」は、アメリカでシングル・ヒットをしたムーディーズの代表曲と言えるものだ。
私がこのアルバムを聴くきっかけになった曲でもある。
その他の曲も佳曲揃いでラストの温かみのある、しっとりした曲まで全体を荘厳なイメージで包んでいる一方、「The Story In Your Eyes」のようなシングル・ヒットもあって、かなりバランスの良いアルバムだと思うよ。
歌詞も難解でなくサウンド・スタイルで勝負といったものなので、プログレ初心者に思われがちな”プログレ=難解”というイメージは、このアルバムにはあまりないので、そういう人にも聴けるかも知れない。
プログレ初心者の入門アルバムとしても最適だと私は思ったりもします。

イギリスで初登場1位、アメリカでも2位を記録した、発売から30年以上も経つアルバムですが、今聴いても結構斬新で、まさに名盤と言えます。
メロトロンの音と共に聴いて欲しいですな。
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by sy_rock1009 | 2005-12-07 21:21 | 洋楽アルバム・70's
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