メイ・ブリッツの猛攻!
元ジェフ・ベック・グループのドラマーである、トニー・ニューマンが結成したパワー全開のヘヴィ・ロック・バンド、メイ・ブリッツ。
トリオ編成だからこそのシンプルさとパワーを兼ね備えたそのサウンドは、コアなロック・
ファンにはそれなりに人気なのだが、やっぱりマニアックなバンドなんやろなー。
ちゅーわけで今回はメイ・ブリッツが70年に発表したデビュー・アルバム「MAY BLITZ」でおます。

●MAY BLITZ / MAY BLITZ
●メイ・ブリッツ / メイ・ブリッツ


b0054129_20361779.jpg
Tracks
1. Smoking The Night Away
2. I Don't Know?
3. Dreaming
4. Squeet
5. Tomorrow May come
6. Fire Queen
7. Virgin WAters





ヘヴィ・ロックとは言ったものの、若干のサイケさはあるし、プログレッシヴ・ロックの要素もあるにはあるメイ・ブリッツ。
実際、CD屋によってはプログレ・コーナーに置かれてたりもするけど、それでもやっぱこのバンドはヘヴィ・ロック、あるいはハード・ロックっていうジャンルに属すると思う。

メイ・ブリッツは「BECK-OLA」時代でドラムを叩いていた元ジェフ・ベック・グループの
トニー・ニューマン(ds)が、全米ツアー中に出会った二人の若いカナダ人ミュージシャン、レイド・ハドソン(b,vo)とジェームズ・ブラック(vo,g)とで結成したトリオ・バンドなんだが、最初にも書いた通りホンマにパワー全開で、かなりカッコイイ!
このデビュー・アルバムは全米ツアー中に知り合って速攻で意気投合しバンドを結成した3人が、そのテンションをそのままアルバム制作にぶつけたような感じで、クリームやマウンテンにも引けを取らんぐらいの力強いアルバムになってます。
それぐらいカッコイイんですわ、ホンマ。

とにかく3人とも演奏能力がかなり高い。
トニー・ニューマンはジェフ・ベック・グループ時代同様、あるいはそれ以上にワイルドに叩きまくっていて、手数も非常に多く、まずはこのドラムがないと話にならない、
まさにメイ・ブリッツのヘヴィ・ロック・サウンドの心臓部分と言える。
レイド・ハドソンのベースはあちこち跳ね回るようで、まるでブラック・サバスのギーザーやフリーのアンディ・フレイザーを思わせるプレイで、しかも凄くリズム感が良い。
ジェームズ・ブラックのギターもヘヴィに決めてて、リフもソロもファズをかけて歪ませる事を少なくし、生ギターで直球勝負の如くガンガン弾いていたりする。
ヴォーカルも野太く泥臭さを感じさせるものではあるが、ヘヴィなサウンドと一体感があり、なかなか良いものがあります。
曲の方もただヘヴィなだけでなく、ブルーズを基調としたものやサイケっぽいのがあったり、即興性を重視したようなものやプログレのような練った展開の曲もあったりで、全7曲
すべてにおいて工夫がされている。
このあたりのヘヴィさを基本としながらも、決して一本調子になってないところが、このバンドの最大の聴きどころなのかも知れませぬ。
しかし、残念ながらこんだけ褒めちぎっても、しょせんはメジャー・バンドじゃないマイナーな存在に入ると思うので、その辺がファンとしては寂しい。
「Dreaming」なんかは笑ってまうぐらいの異様に高いテンションで、聴いてて凄く楽しいから、色んな人に知ってもらいたいバンドなんですけどね。
現在では紙ジャケでも発売されてるので、機会があったら聴いてほしい感じです。
その紙ジャケはレコードと同じように見開きジャケットで一枚絵になるタイプと、ちゃんとした一枚絵にならないタイプの2種類あったと思うんだが、どうせもし買うなら一枚絵の見開きタイプのものを買いましょう。

とにかくメイ・ブリッツはお薦めッス。
まかり間違って気に入ったら次のアルバムも聴いて下さい。
ラスト・アルバムでもある2枚目はさらに完成度が増して良いものになっております。
[PR]
by sy_rock1009 | 2005-11-20 21:01 | 洋楽アルバム・70's
<< カーズが復活するらしい! ただいま、大阪城ホールから帰っ... >>