ツイン・キーボード&ギター・レス
前回取り上げたのに続き、今回もキーボードを主体にしたバンド、グリーンスレイドが
2枚目のアルバムとして1973年に発表した「BEDSIDE MANNERS ARE EXTRA」を取り上げます。
しっかしプログレ好っきゃなー、オレって…。

●GREENSLADE / BEDSIDE MANNERS ARE EXTRA
●グリーンスレイド / ベッドサイド・マナーズ・アー・エクストラ


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Tracks
1.Bedside Manner Is Extra
2.Pilgrims Progress
3.Time To Dream
4.Drum Folk
5.Sunkissed You're Not
6.Chalkhill






イギリスのプログレッシヴ・ロック・バンド、コロシアムに在籍していたキーボードのデイヴ・グリーンスレイドが、コロシアム解散後の72年に盟友トニー・リーヴスと共に元サムライのデイヴ・ロウソン、さらに元キング・クリムゾンのアンディ・マカラクというテクニシャンらと
自らの名を冠して結成したのがグリーンスレイドというバンドである。
サウンドの特徴としてはキーボードが主体なだけあって、クラシックをベースに様々なスタイルへと昇華したものとなっており、ここまでなら前回のエマーソン・レイク&パーマーと良く似た感じとなっている。
だがグリーンスレイドはエマーソン・レイク&パーマー以上にキーボードを前面に押し出したバンドで、キーボーディストが二人存在する、ツイン・キーボードという変態的な構成のバンドとなっている(もちろんギタリストはいない)。

って事で、今回の本題である彼らの2作目はデイヴ・グリーンスレイドとデイヴ・ロウソンという二人の異なるアプローチによるキーボード・サウンドがクドイまでに表現されたアルバムになっており、ピアノ、エレクトリック・ピアノ、オルガンにモーグ・シンセ、そしてプログレと言えばなくてはならないメロトロンと、ヤケクソのようにキーボードを取り入れられている中にも、各楽曲の構成が十分に練られたものになっていて、彼らの最高傑作と言えるものなのだ。

1曲目「Bedside Manner Is Extra」のメロトロンによる幻想的な響きが特徴の不思議なバラードから、ラストの「Chalkhill」まで、それぞれの曲ごとに色合いがハッキリしており、非常に聴きやすいものになっている。
また、それぞれの高度なテクニックを活かした起伏に富んだアレンジ、ロウソンの味わいのあるヴォーカルが全ての収録曲で冴え渡っている。
マカラクのドラムもクリムゾン時代を彷彿させるような緻密で変拍子なプレイも披露していて、中でも「Drum Folk」でのドラム・ソロは素晴らしい。
あと、ギターの替わりにメリハリを効かせたベース・ラインも楽曲の色彩感を高めているのも好感が持てる。
と、こんなに褒めてもマニアックな存在には変わりないけど…。

それでも個人的には良いアルバムだと思うので、多少はお薦め出来る。
紙ジャケでも発売されているので、ロジャー・ディーンのジャケット・ワークを楽しむ意味でも、機会があればどうぞ。
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by sy_rock1009 | 2005-10-04 23:08 | 洋楽アルバム・70's
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