鍵盤ロックの隠れた名盤!
多分、私の友達で知ってる人はいないと思われるバンド、ベガーズ・オペラ。
今回はそんな少しマニアックな存在であるベガーズ・オペラが3枚目のアルバムとして
72年に発表した「PATHFINDER」を取り上げます。

BEGGARS OPERA / PATHFINDER
●ベガーズ・オペラ / 宇宙の探訪者


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Tracks
1.Hobo 
2.MacArthur Park 
3.The Witch 
4.Pathfinder 
5.From Shark To Haggies 
6.Stretcher 
7.Madame Doubtfire





70年にスコットランドはグラスゴーで結成されたベガーズ・オペラは、クラシックをベースとしたサウンドのプログレ・バンドである。
サウンドの核となるのがアラン・パークのオルガンで、同じくキーボードを中心とした
エマーソン、レイク&パーマーに若干似ているような気もする。
とは言うもののエマーソン、レイク&パーマーほどプログレっぽくはなく、特に1stではハード・ロック寄りのギタリスト、リッキー・ガーデナーの動きのあるプレイや、マーティン・グリフィスの暑苦しいヴォーカルのおかげで、ブリティッシュ・ハードの側面も見える。
かと思いきや続く2枚目のアルバムでは女性メロトロン奏者を加え、”動”の1stに対し”静”の2ndとなり、プログレ色が強まる。

そういったアルバムごとにサウンド・スタイルが変わるベガーズだが、続いて発表した
本作「PATHFINDER」においても、それは当てはまる。
過去2作にはないメロディアスな曲作りで、ポップさが押し出された明るいアルバムとなっている為、万人にもかなり聴きやすくはなったと言えるでしょう。
当然、プログレ色もなくなり、クラシック要素もそれほど目立たないものとなったのだ。
演奏力も向上し、中でもオルガン、ピアノ、ハープシコードなどのキーボードをすべて担当したアラン・パークの演奏が素晴らしい。
特にカバー・ソングではあるが2曲目の「MacArthur Park」のハープシコードは絶品で、このアルバム最大の聴きどころである。
他の曲も素晴らしくシングル・カットされたオープニング・ナンバーをはじめ、すべての楽曲・アレンジともに良く、間違いなくベガーズの代表作と言えるものだ。

あと素晴らしいと言えばジャケットも良い。
このアルバムは6面折り畳みジャケットで、ひろげると大きなポスターになるのだ。

b0054129_20103510.jpgこのようにひろげると馬にまたがった宇宙飛行士の姿がすべて見て取れる。

絵そのものとしては、それほど大きなインパクトではないが、こういう特殊ジャケットは私は大好きだ。
こういうのがあるから、やっぱりジャケットはレコードの方が好きだな。

現在はCDでも紙ジャケ化されているが、大きさの違いからやはりなにか物足りない。

それはそうとベガーズは次のアルバムでもサウンド・スタイルが変わるが、次作ではフォーク・ロック的なサウンドを導入した、完全なポップ・バンドに変貌。
しかもサウンドの核だったアラン・パークも、その後に脱退するので、全く聴きどころがなくなる。
なので私は「PATHFINDER」以降のベガーズはなかった事・・・・・にしている。

このアルバムがベガーズの最高傑作であり、ラスト・アルバムだ!
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by sy_rock1009 | 2005-06-25 20:18 | 洋楽アルバム・70's
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