甘いハーモニーとパンチの効いたロック、ブレッド
最近はまったりとして落ち着いた感じの、昔風に言えばアダルト・コンテンポラリーっぽい曲を聴いてたりするんで、今回はそういったアルバムでも紹介しようと思います。
という事で、ブレッドの72年の4枚目「BABY I'M-A WANT YOU」ですよ。

●BREAD / BABY I'M-A WANT YOU
●ブレッド / 愛の別れ道


b0054129_22293545.jpg
Tracks
 1.Mother Freedom
 2.Baby I'm-A Want You
 3.Down On My Knees
 4.Everything I Own
 5.Nobody Like You
 6.Diary
 7.Dream Lady
 8.Daughter
 9.Games Of Magic
10.This Isn't What The Governmeant
                      11.Just Like Yesterday
                      12.I Don't Love You


ブレッドと言えば全米で1位になった「Make It With You」「If」(全米4位)あたりが真っ先に思い浮かぶ人が多いと思うかな?
なのでアルバムで見ても「Make It With You」が入ってる2枚目の「ON THE WATERS」や、「If」「Let Your Love Go」が入った名作と呼ばれる「MANNA」が人気かも知れないが、やっぱり私は「BABY I'M-A WANT YOU」が一番好きなので今回はコレにしましたよ。

という事で、ブレッドはリーダー格のデイヴィッド・ゲイツ(vo,g,b,key)、ジェイムズ・グリフィン(vo,g)、ロブ・ロイヤー(vo,g,b,key)という3人でスタート。
その後、2枚目のアルバムを発表する前に4人目のメンバーでドラマーのマイケル・ボッツが加入し、そこからアルバムに先がけて出したシングル「Make It With You」が1位になってからは、常にチャートの上位に顔を出すような人気バンドになっていったようです。

で、そういった人気を持続させたまま3枚目、そして今回の本題である4枚目と来るわけであります。
ちなみに次の5枚目のアルバムもヒットしたので、そこまでがブレッドの全盛期って感じでしょうか。

まあ、とにかく「BABY I'M-A WANT YOU」に話を移しますけど、このアルバム発表前にメンバー・チェンジがありまして、ロブ・ロイヤーからラリー・テクネルという人に交代となりました。
ラリー・テクネルはサイモン&ガーファンクルの「Bridge Over Troubled Water」でピアノを弾いてた人物で、他にもザ・バーズの「Mr. Tambourine Man」などでもプレイしているようです。
そんな一流セッション・プレイヤーを加えた事で、新生ブレッドは今まで通りの流れるようなポップ・サウンドは更に磨きがかかり、またロック色も強くなって音楽の幅が広がった。
その代表的なアルバムがこの「BABY I'M-A WANT YOU」です。

1、2、4.6と4つのヒット・シングルが入ってて、なかでもアルバム・タイトル・ナンバーの「Baby I'm-A Want You」はブレッドらしい極上のバラードで、まったりしたい時には最適な曲です。
「Everything I Own」「Diary」もそういった感じの曲で、目覚めのコーヒーでも飲みながら、まったりとして聴きたい曲って感じ。
とにかく落ち着く。
でも、「Mother Freedom」のようなロックもあるので、まったりだけでなくテンションを上げたいときにも聴けるアルバムだと思うかな。
この曲のギターは単純やけど、かなりカッコイイ。

バラードは見事なハーモニーを駆使し、とびっきり甘く仕上げ、ロック・ナンバーはパンチを効かせてカッコよく仕上げるという緩急の差は、バラード志向のデイヴィッドとロック志向のジェイムズという2人の個性の違いがハッキリ出ている形でもあるんですけど、それでいてどの曲も綺麗でコンパクトにまとまり、洗練された良さが共通しているってところが、ブレッドそのものの良さだと思いますね。
二人の個性の違いを感じさせないぐらい、まとまったものがアルバムを通して聴けますよ。

とにかく、今のアメリカからは想像もつかないほどの堅実なアメリカン・ロックが楽しめるアルバムですね。
機会があれば聴いてみましょう。

そしてまったりとして下さいな。

という事で「Baby I'm-A Want You」です。

[PR]
by sy_rock1009 | 2009-03-22 22:41 | 洋楽アルバム・70's
<< 明日、プロ野球開幕 Wii ゴールデンハンドル >>