ワン・リフ・スペース・ロック
”ワン・リフ・スペース・ロック”という、何だか良く分からんスタイルを発明したバンドといえば、もちろんイギリスのサイケ・ハード・ロックのホークウィンドですね。
日本でもなかなかに人気がありますが、今回はそんなホークスが71年に発表した2枚目のアルバム「IN SEARCH OF SPACE」を紹介します。

●HAWKWIND / IN SEARCH OF SPACE
●ホークウィンド / 宇宙の探求


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Tracks
1.You Shouldn't Do That
2.You Know You're Only Dreaming
3.Master Of The Universe
4.We Took The Wrong Step Years Ago
5.Adjust Me
6.Children Of The Sun






メンバーの入れ替わりが激しいバンドといえば、やっぱりキング・クリムゾンをまず思い浮かべてしまうそうではあるけど、実はこのホークスもかなりメンバーの入れ替わりが激しいバンドとして知られてます。
なかでもレミー・キルミスターがモーターヘッド結成前に在籍してたってのが有名ではあるけど、このアルバムの時にはまだ参加してないし、その他の変遷の事を書いて行くのは面倒でもあるんで、そこらはパスします。
というか、ズラズラ書けるほど詳しくないしね。

って事で、ホークスは現在でも活動しているベテラン・バンドでもあるんですが、そんなホークスの初期の名作が「IN SEARCH OF SPACE」というアルバムです。

デビュー盤は凄く悪い言い方をすれば、”ピンク・フロイドの真似事”ってな感じだったんですけど、早くもメンバー・チェンジがなされて発表したこの2枚目のアルバムでスタイルが変わる。
そして、そのスタイルが以降のホークスの基本路線になっていくんですけど、ドラムとベースの力強い絡みに、一歩間違えたら不協和音にしか聴こえないサイケで宇宙的なシンセの音、さらにサックスやフルートまでも使って、シンプルやけど力強い音楽を展開しております。
そういうところが”ワン・リフ・スペース・ロック”と呼ばれるところではあると思うんですけど、それでもやっぱり「スペース・ロックってなんじゃい?」と突っ込みたくなりますね。
おまけに当時、このアルバムはSF誌でベストSF音楽という、もはや突っ込む気力すら失せるほどの、訳の分からんものに選ばれたりもしてるし、ライヴではそんなサイケで宇宙的な音楽と一緒にヌード・ダンサーのお姉ちゃんがステージで踊ったりで、とにかく不思議なバンドだったりします。

でも、何が一番不思議かって言うと、こうは書いているが曲を聴けばカッコイイという事ですよ。

変なシンセの音だけでなく、アンサンブル自体もヨレてる場面があるにも関わらず、なんかクセになる要素があるんですよね。
しかも基本はシンプルなワン・リフなだけに聴いててノリやすい。
最初は取っ付きにくいとしても、何回か聴いていくうちに自然とノッてきて楽しめるものが、このホークスの曲にはあるような感じかな。

ZEPやパープルのような正統派ブリティッシュ・ハード・ロックも良いけど、こういうサイケで、それでいてカッコイイという不思議なハード・ロックも時には良いと思うので、まだ聴いた事ないという人は機会があれば是非聴いてみましょう。
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by sy_rock1009 | 2009-02-11 21:52 | 洋楽アルバム・70's
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